西武、池袋駅・豊島園駅をハリポタ風にリニューアル

豊島園駅ホームイメージ 「ホグズミード駅」を彷彿とさせる赤を基調としたデザイン

2020年8月31日、「としまえん」は94年の歴史に幕を閉じた。跡地にはワーナーブラザーズの「スタジオツアー東京‐メイキングオブハリー・ポッター」が誕生する。「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」の世界観を体験できるエンターテインメント施設として、2023年にオープンする予定だ。

西武鉄道はこれにあわせ、池袋駅と豊島園駅のリニューアルを実施する。

池袋駅は英国・ロンドンの「キングスクロス駅」を参考に、豊島園行きが主に発着する1・2番ホームを改修。「フィルム・メイキング(映画製作)の魅力を堪能できるスタジオツアー東京への玄関口として、ふさわしい意匠を施します」という。

豊島園駅は既存駅舎の駅前広場側に駅舎を新築する。「イマジネーションが日常に溶け込む駅」をコンセプトとし、普段使いの利用者、スタジオツアー東京を訪れる観光客どちらも親しみを持てる駅を目指す。

自動改札機は3台から5台に増設し、利用者用トイレも新しくする。駅舎外装2階部分には、光の演出ができるようガラスの室内側にLEDを取り付ける。駅舎の建替えに併せ、駅前広場も再整備する予定だ。

豊島園駅のホームはホグワーツ魔法魔術学校へ向かう「ホグズミード駅」を彷彿とさせる赤を基調としたデザインに。また、としまえんのレガシーを活かし、かつて活躍していたベンチや電話ボックス、模型列車の機関車をリメイクして設置する。

工事期間は豊島園駅が2022年4月~2023年春頃、その他は2022年夏~2023年春を予定している。既存の豊島園駅舎は、新駅舎の使用開始後、2023年度中に撤去する。

【画像】豊島園駅新駅舎デザインなど

豊島園駅新駅舎、日中のイメージ
豊島園駅駅前広場イメージ「練馬城址公園との連続性を考慮した舗装とし、地域の玄関口として皆さまに親しまれる駅前広場を目指します」(西武鉄道)
池袋駅1番ホーム(降車ホーム)イメージ
池袋駅2番ホーム(乗車ホーム)イメージ
池袋駅地下から2番ホームへの階段イメージ

※画像は全て西武鉄道提供

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