宮城・旧女川中学校を音響機器輸入販売会社が購入 音楽で地域活性化を

宮城県女川町の旧女川中学校の土地と建物を、千葉県の音響機器輸入販売会社が購入し、25日に引き渡し式が行われました。

旧女川中学校の土地・建物を購入したのは、楽器や業務用音響機器などの輸入とネット販売を行うサウンドハウスです。

引渡式では、須田善明町長から校舎のレプリカキーが手渡されました。

旧女川中学校の校舎は1967年に建てられ、震災時は避難所として活用されました。 中学校が2020年に小中一貫校として町中心部に移転したため、町では地域活性化につながる校舎の活用事業者を公募していました。売却額は約9700万円です。

サウンドハウスでは、倉庫やコールセンターとして運用する計画で、音楽を通した地域活性化にも力を入れる方針です。

サウンドハウス中島尚彦取締役会長「無償で音楽のクラスを子どもたちに提供していきながら、音楽でこの町を盛り上げていく、そういったことを一緒にやっていきたい」

GW明けの事業開始を目指すということです。

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