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高千穂町の土呂久ヒ素鉱害の教訓を引き継ぐパネル展(県主催)が、都農町民図書館で開かれている=写真。鉱害の悲惨さや被害者の苦悩を伝える22枚が展示されている。28日まで。
1920(大正9)年に土呂久鉱山で殺虫剤に使う亜ヒ酸生産が始まり、人や家畜に健康被害が広がった経緯、被害者による訴訟などを紹介。被害者支援団体が母体となったNPO法人アジア砒素(ひそ)ネットワーク(宮崎市)の国際協力など、現在につながる活動も伝えている。
同図書館は「本県で起こったことを語り継ぐ必要がある。ゆっくり見学してほしい」としている。