岩佐歩夢が7番手でレース1のセカンドロウ獲得。佐藤万璃音は14番手【順位結果/FIA F2第2戦ジェッダ予選】

 3月25日、2022年FIA F2の第2戦ジェッダの公式予選がジェッダ・ストリート・サーキットで開催され、3度のセッション中断を挟む荒れた展開となるなか、フェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が最速タイムを記録した。日本勢の岩佐歩夢(ダムス)は7番手。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は14番手で予選を終えている。

 コースから望める水平線に陽が沈みゆくトワイライトのなか、気温22度、路面温度26度、湿度53%というコンディションで30分間の予選はスタートを迎えた。

 セッション開始11分が経過したことろで、ザウバー育成のテオ・プルシェール(ARTグランプリ)のマシンから炎が上がり、プルシェールはコース脇にマシンを止めた。これにより赤旗が掲示され、予選セッションは一時中断となった。

 約10分間の中断を挟み、残り18分33秒で予選セッションが再開されるも、今度はウイリアムズ育成のローガン・サージェント(カーリン)がターン17でクラッシュ。残り12分19秒のところで2度目の赤旗が掲示される。

 セッションがふたたび再開を迎えると、真っ先にコースインした岩佐がクリアラップを確保し、1分41秒194を記録。この時点で暫定4番手につけたが、それからまもなく、フレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)がウォールにタッチしたことで、メディカル・アラート・システムが作動。ベスティはマシンを止めることなく走行を続けたが、予防措置として残り4分57秒のところで3度目の赤旗が掲示された。

 セーフティカーがコースを1周したのちにセッション再開を迎えると、フェリペ・ドルゴヴィッチが最速タイムとなる1分40秒422を記録し、決勝レース2のポールポジションを獲得した。

 決勝レース1のスターティンググリッドは予選トップ10がリバースグリッドで決定され、予選で10番手タイムを記録したジェイク・ヒューズ(ファン・アメルスフォールト・レーシング)がポールを獲得。最終的に7番手となった岩佐はレース1を4番グリッドからスタートすることとなった。一方、佐藤は赤旗のタイミングに翻弄され、14番手で予選を終えている。

 なお、フリー走行でクラッシュを喫したジェム・ボリュクバシ(チャロウズ・レーシング・システム)は予選出走が叶わず、最後尾22番手から決勝レースに挑むこととなった。2022年FIA F2の第2戦ジェッダのレース1は日本時間26日の21時30分から行われる。

■FIA F2第2戦ジェッダ予選 暫定結果

Pos. No. Driver Team Time

1 11 F.ドルゴヴィッチ MPモータースポーツ 1’40.422

2 20 R.フェルシュフォー トライデント 1’40.648

3 3 J.ドゥーハン ビルトゥジ・レーシング 1’41.024

4 7 M.アームストロング ハイテックGP 1’41.050

5 15 R.ボシュング カンポス・レーシング 1’41.057

6 5 L.ローソン カーリン 1’41.142

7 17 岩佐歩夢 ダムス 1’41.194

8 21 C.ウィリアムズ トライデント 1’41.469

9 8 J.ビップス ハイテックGP 1’41.533

10 24 J.ヒューズ ファン・アメルスフォールト・レーシング 1’41.538

11 1 D.ハウガー プレマ・レーシング 1’41.710

12 12 C.ノバラック MPモータースポーツ 1’41.710

13 16 R.ニッサニー ダムス 1’41.971

14 4 佐藤万璃音 ビルトゥジ・レーシング 1’42.178

15 2 J.ダルバラ プレマ・レーシング 1’42.181

16 22 E.フィッティパルディ チャロウズ・レーシング・システム 1’42.520

17 9 F.ベスティ ARTグランプリ 1’42.905

18 14 O.コルドウェル カンポス・レーシング 1’43.120

19 6 L.サージェント カーリン 1’43.260

20 25 A.コルデール ファン・アメルスフォールト・レーシング 1’44.437

21 10 T.プルシェール ARTグランプリ 1’44.736

22 23 C.ボリュクバシ チャロウズ・レーシング・システム No Time

2022 FIA F2第2戦ジェッダ 佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)

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