
ロシアのウクライナ侵攻を受けた米国の金融制裁に伴い、三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクグループが、ロシア最大手銀行のズベルバンクとのドル決済や送金などの業務を停止することが26日、分かった。ドル取引に絡む米国の規制に抵触するためで、日本企業とロシア間のエネルギーなどの貿易決済に影響が出る可能性がある。
米国には安全保障の観点から、指定した国や団体と金融取引を禁じる規制があり、26日にズベルバンクも追加。日本の各行は従来、ドル建てでズベルバンクに送金する際は米国銀行を中継していたため、同日以降は取引が継続できなくなる。