フェラーリ2台がウォールに接触、ロングランをこなせず「自信を失ってはいない」とルクレール/F1第2戦金曜

 2022年F1サウジアラビアGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=1番手/2=1番手、カルロス・サインツはフリー走行1=4番手/2=3番手だった。

 FP2終盤、ふたりともバリアにヒットしたことで、フェラーリは走行を早めに切り上げなければならなかった。まずサインツがフライングラップでマシンの左サイドをバリアにこすり、その直後、ルクレールが左フロントホイールをウォールに軽く接触させた。フェラーリによると、2台とも大きなダメージは負っていなかったが、セッション中に修復することはできなかったということだ。

2022年F1第2戦サウジアラビアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=1番手(1分30秒772:ソフトタイヤ/17周)/2=1番手(1分30秒074:ソフトタイヤ/15周)

 良い一日が残念な終わり方になってしまった。FP2で小さなミスをしたんだ。でも、自信を失うほどのミスではないよ。フロントが思ったほど曲がらず、ターン4内側のウォールにぶつかってしまった。

 今は明日に集中している。ペースはあると思う。燃料を多く搭載しての走行をこなせなかったのは少し残念だが、明日は上位で戦えるはずだ。

2022年F1第2戦サウジアラビアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=4番手(1分31秒139:ソフトタイヤ/14周)/2=3番手(1分30秒320:ミディアムタイヤ/12周)

 予想していたとおり、ジェッダで今年のマシンはバーレーンの時とは違った動きをする。異なるコンディションとコーナーに合わせてマシンをどうやってセットアップしていくかについて、学習しているところだ。

 一日のなかでポーパシングに悩まされた時もあったが、心配してはいない。昨年同様に、レースではどのタイヤが最適なのかを理解することが作戦上重要だ。

 ウォールに接触してガレージにとどまらなければならなかったため、FP2終盤にロングランをできなかったのは残念だった。明日どうなるか、見ていくよ。

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