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着工式、鍬入之儀の様子
新潟県と国土交通省北陸地方整備局は26日、両津港(新潟県佐渡市)南埠頭再編成整備事業の着工式を道の駅あいぽーと佐渡で執り行った。同事業は、両津港ターミナル周辺の老朽化対策と機能再編を目的としたもので、着工式には県と佐渡市、国交省ほか、地域の企業関係者や議員が出席した。
両津港南埠頭は1970年、現在高速船が発着している3号岸壁が整備され、1984年にカーフェリーに対応した4号岸壁が整備されたが、供用開始から50年以上の経過により施設の老朽化が顕著となっている。
今回の事業では、各岸壁の老朽化対策とともに4号岸壁の耐震性能などの改良を実施する。なお、3号岸壁の改良と埠頭用地の造成が県、4号岸壁の改良が国の事業となる。
また現状では用地が狭いことなどもあり同エリアの活用が限られているが、今回新たに用地を造成することで駐車場や新ビルなど、賑わいの拠点の形成へ向けて機能の再編を図っていくという。
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事業の概要
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機能再編の一案、新たに用地を造成して駐車場や新ビルを設置する
来賓祝辞に立った新潟県の花角英世知事は「両津港は古くから佐渡の玄関口として、島民の生活と経済活動を支えてきた。老朽化対策とともに新たな用地を造成することで、(佐渡金山の)世界遺産を目指す佐渡の表玄関にふさわしい場所へ生まれ変わるものと期待する」と話した。
佐渡市の渡辺竜五市長は「老朽化は、防災という点でも表玄関であるという点でも大きな課題だった。(今回の整備には)我々も感動している。世界遺産登録も含め、地域を持続可能にしていくため我々も最後まで尽力していく」と語った。
なお、いずれの事業も、令和1桁代後半での完了を目標している。
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埠頭用地造成地(両津港ターミナルから撮影)
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老朽化が進む4号岸壁(カーフェリー発着地点)