FM「あの頃青春グラフィティ」上越市で公開生放送 「上越の桜見に来て」全国ネットでPR

 全国約120のコミュニティFMの人気音楽番組「あの頃青春グラフィティ」の公開生放送が26日午後、上越市高田城址公園内の小林古径記念美術館二ノ丸ホールで開かれた。同市では昨年11月の「直江津D51レールパーク」での実施以来4カ月ぶり。風の強い状況下で開幕した観桜会に合わせ、上越の春を全国に届けた。

小林古径記念美術館二ノ丸ホールで行われた「あの頃青春グラフィティ」の公開生放送。中央奥左がゲストの中川市長、同右がパーソナリティーの岡野さん

 公開生放送は過去107回のうち、上越地域で17回(うち観桜会場6回)の実績があり、全国最多となっている。まん延防止等重点措置が解除され、この日は他県からの参加を含む約50人のファンが会場に訪れた。

 パーソナリティーの岡野美和子さんの軽妙なトークで進行し、今回も中川幹太上越市長らがゲスト出演した。同市長は開幕した観桜会をPRし、「桜は上越市にとって春のスタート。ぜひお越しください」と話した。そして「食べ物やお酒、全てがおいしい。自然環境や歴史文化も。上越市は何もないとおっしゃる方がいるが、私は全てあると思っている。こんな素晴らしいところに一度来て、体験してほしい」と全国に発信した。

 岡野さんも「新潟や上越に伺うと山が遠くに見えていて大自然を感じる。都会のコンクリートジャングルと違うと毎回思う」と共感していた。

 中川市長はリクエスト曲として、「発展に向けて挑戦していく歌だと思う」という米米CLUBの「浪漫飛行」を選んだ。

 小林古径記念美術館の笹川修一副館長や能生町観光物産センターの清水靖博取締役本部長、歌手の堀江淳さん、H2Oのなかざわけんじさんらもゲスト出演した。放送は特別協賛上越観光コンベンション協会、あのグラ上越応援隊事務局「メディアックス」、制作「ミュージックバード」。

 観桜会場では開幕に合わせ、JCVの特別番組も生放送され、テレビやFM、ウェブサイトで発信された。

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