岩佐美咲主演!SET最新作!演歌ミュージカル「明日に唄えば〜清き一曲お願いします〜」開幕!演歌で、歌で町を元気に!!

SET最新作は「演歌×選挙」。演歌は元々は自由民権運動の時代に自身の主張を歌に託した「演説歌」が誕生のきっかけと言われている。難しいと思われがちの題材「選挙」を演歌の名曲にのせてミュージカル風に!主演はAKB48より初の演歌歌手としてソロデビューを果たした岩佐美咲、相手役となる選挙管理委員・風太役に百名ヒロキ、ライバルの古参政治家・根来川役にモト冬樹

汽笛の音、この物語のヒロイン・千春(岩佐美咲)、演歌歌手になるべく上京したものの、厳しい現実、売れないまま引退し、故郷に帰ってきた。「おかえり」「ただいま」両親が優しく出迎える。無気力な娘を心配する父、古参政治家・根来川(モト冬樹)の事務所でのバイトをどうにか娘のために。先輩の教えを乞いつつ、働く千春。だが…いわゆる政治家パーティなど経験し、また、そんな折に選挙管理委員会の風太(百名ヒロキ)に出会う。

風太は千春を見るなり、倒れる!!実は千春の大ファンだった、リアルに千春がいるだけで舞い上がる、近づくなんて恐れ多いと言わんばかりの”ソーシャル・ディスタンス”(笑)。そして祭り、のど自慢大会が開催され、元歌手、当然のごとく根来川にうたうように命令される。だが、町の人々の笑顔を見て、改めて歌の力や素晴らしさに気が付く。だが、町は再開発に揺れていた。根来川はショッピングセンターを建設することを力説、町の活性化になるから、と。だが、そうなると…町の昔からの店は商売が厳しくなり、また、祭りもなくなるかもしれない、それを知った千春は、俄然、やる気スイッチが入り、なんと選挙に出馬することを決意、実行にうつす。さあ、その顛末は???というのがこの物語の流れ。

演歌ミュージカル、なので!!有名な演歌など、とにかく演歌がバンバン!と挿入され、演歌ショーのような華やかさ。特に祭りのシーンはショーアップ、さらに出演者、演歌が上手い!!!岩佐美咲がソロで歌う場面は贅沢。

また百名ヒロキは身体能力を生かして劇中のヒーローショーでひょっとこのお面を被って悪者をやっつける(悪者の胴体には”汚職”などの文字)!!その百名ヒロキ演じる風太の”痛い”ファンぶりが面白おかしく、そして可愛い(笑)。

根来川の選挙ポスターには『眩しい』の文字(笑)、こういった細かい笑いが散りばめられているので、しっかりとチェックしたい。物語のオチは勘の良い観客ならわかると思うが、それでもついつい「千春、頑張れ!」と思ってしまう。

オープニング曲には、岩佐の第5弾シングル「ごめんね東京」、これがなかなか聴かせる。また、SETの面々の活躍、お笑い部分では本領発揮、モト冬樹の古参政治家はいろんな意味で昭和の香りたっぷり(笑)。1幕ものでノンストップ、ちょっとシニカルで笑って笑って、最後は心温かくなれる、公演は30日まで。ラストはみんなで歌って踊って!モト冬樹が演奏!!

この日、舞台初日の本番前にゲネプロ取材会が行われた。
岩佐は「今回のミュージカルの出演が決まったときは、お芝居の経験は、まわりの皆さんと比べると少ないので、自分に務まるのかという不安はあったのですが、共演の皆さんに助けていただきながら何とか今日を迎えることができました。昨日この劇場に入ってからは、頑張ることでいっぱい、いっぱいだったところから楽しみだなという実感に変わって、お客さまがいらっしゃる姿が想像できて、また新しい私を見ていただけるように一公演、一公演、大事に演じたいなと思っています」と意欲満々だ。

ミュージカルは初めてだが、「お芝居のときはお客さまの顔は意識することはできないのですが、歌のシーンでは、歌う曲が演歌ですし、自然と客席のほうに目がいくので、何か不思議な感覚がします。私が扮する千春はデビューして10年間、演歌歌手をやり、私もソロデビューして丸々10年やらせていただいてますし、性格も似ていて、すごく自分と重なる部分があって、お芝居をしながら千春でもあり、私でもあるような感覚です。選挙がテーマになっていますが、改めて政治とか選挙を考えるいいきっかけになっていますし、ここで学んだことが今後に生かせるのでは」と話していた。
モト冬樹との共演も初めてで、「初めてお会いするときは緊張しましたが、すごく優しくて気さくな方で、お芝居に関してもいろいろとアドバイスしてくださいます」と笑顔を見せていた。
岩佐は4月6日に、東京都・西新井文化ホールにて行われる「長良グループ 夜桜演歌まつり」に出演を予定している。こちらもお楽しみに。

<演出:おおたけこういちインタビュー記事>

あらすじ
元演歌歌手の千春は、全く売れないまま引退し、故郷に戻ってくる。 心配した親の薦めで、古参政治家・根来川の事務所でバイトすることに。
そんな中、選挙管理委員会の風太と出会う。彼は千春の大ファンだった。 仕事で交流するうちに、風太を通して町の問題を知る千春。
祭りの日、のど自慢大会で老若男女が競う中、根来川の命令で千春も歌うことに。 その歌声に大盛り上がりの観客。千春もまた、その笑顔に感動し歌の素晴らしさを再認識する。 だが、この祭りも根来川が進める再開発の影響で無くなる可能性が高いと知り、千春は選挙に出馬することを宣言する。

概要
タイトル 演歌ミュージカル「明日に唄えば~清き一曲お願いします~」
脚本:吉井三奈子
演出:おおたけこういち
出演
岩佐美咲/百名ヒロキ
庄司浩平/丸山優子/佐藤伸之/秋場千鶴子
立川ユカ子/白井美貴/渋谷渉大流/焙煎功一/長谷場俊紀
石橋実都/斉藤衣千花(Wキャスト)
MIHO BROW
モト冬樹
日程・会場:2022年3月26日(土)~30日(水) 東京芸術劇場 シアターウエスト
企画・制作
株式会社スーパーエキセントリックシアター
問合: 03-6433-1669(平日 11:00~18:00) info@set1979.com

HP:https://www.set1979.com/

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