平塚市の新たな文化芸術拠点「ひらしん平塚文化芸術ホール」(同市見附町)が26日、オープンした。関係者らを招いた記念式典に続き、こけら落としとして神奈川フィルハーモニー管弦楽団が公演。美しいハーモニーを響かせた。
大ホールで行われた開館記念式典では、落合克宏市長や地元小学校の児童らがテープカット。落合市長は「文化芸術は暮らしに潤いと触れ合いをもたらし、人と人のつながりを生み出す。魅力あるまちづくりへの流れを加速させたい」とあいさつした。
続いて行われた記念公演では、神奈川フィルが歌劇「フィガロの結婚」序曲など6曲を披露。市民らが幕開けを祝う華やかな旋律を楽しんだ。
同ホールは、隣接地にあった平塚市民センターの後継で、周辺の公共施設を含めた再整備事業の中核施設。1200席の大ホールのほか、多目的ホールや囲碁文化を発信する「木谷實・星のプラザ」などもある。平塚信用金庫(平塚市)がネーミングライツ契約を結んでいる。
27~31日には「オープニングウイーク」と銘打ち、市内の文化団体やアーティストによるプログラムが催される。