【MLB】大谷一問一答 OP戦登板回避も初の開幕投手のため「ベストな状態で上がれるように」

試合前に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

メジャー初の開幕投手に決定「しっかり向かっていけるように頑張りたい」

■ホワイトソックス ー エンゼルス(オープン戦・日本時間27日・グレンデール)

エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ホワイトソックスとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席で先頭打者弾となる右越え1号ソロを放った。この日の調整登板を回避。打者に専念して3試合ぶりの安打、オープン戦9打席目で待望のアーチを放った。試合前には日米の報道陣の取材に対応。開幕投手が決まったことへの喜びも打ち明けた。

――この日の先発登板を回避した。
「(開幕投手に)正式に決まったというところと、そこに向けてしっかり合わせたい」

――オープン戦は残り1試合登板となる。
「前回も良かったですし、その間にブルペンやライブBPをやったり、ある程度調整して最後に投げて。中をしっかり空けて登板できたらなと思います」

――開幕投手に指名された。
「光栄なことですし、そこを取るか取らないかでチームも変わってくると思うので。しっかり向かっていけるように頑張りたいなと思います」

――調整を任されている。
「やりやすいようにやらせてもらっているので。しっかりと1日1日と自分で調整したいなと思います」

――登板後もDHとして出場できる。ルール変更があると思っていたか。
「少し話を聞いていた。正式にどうなるかはわからなかったですけど、個人的にもチーム的にもすごい大きいことかなと思うので。自分が登板する時にしっかりと生かして、攻める気持ちを持って積極的に頑張りたいなと思います」

中4日で開幕戦に合わせるプランは「疲れる」

――開幕投手をマドン監督から告げられた時は。
「嬉しかったですね。それは光栄なことなので、しっかりと務めたいなという気持ちでいました」

――マドン監督が無表情だったと話していた。
「そんなことはないですね」

――この日の先発を回避して31日に登板する。
「中4日、中4日でいくと疲れるなという。疲労が溜まった状態で開幕を迎えないといけないので。スケジュール的に難しい。試合数も少ないですし、その中で実戦の感覚を養いながら、その中で、ベストな状態で上がれるようにプランを立てたつもりでいます」

――2ストライクを取った後の決め球は実戦で調整しないとと話していた。それは最後の登板で十分ということか。
「そうですね。後はライブBPもやるかもしれないので。それは体調を見ながらやりたいと思っていますし、天候もボールも変わってくるので。アリゾナで良かったからと言って、他でいいわけではない。そこは割り切ってやりたいなと思います」

――「1番・DH」で変える部分はあるか。
「変わらないです。基本的にはストライクを振って、ボール球を振らないシンプルなところだと思うので。それをいかせれば、チームとしても出塁して得点につながらればいいですし、本塁打だったら1点入る。シンプルでいいかな

――登板回避を決めたのは。
「正式に決まった日に決めました。投手コーチと話して。昨日、一昨日ぐらいですかね」

「開幕から緩やかに上がっていける計算をしていきたい」

――打者としての調整は。
「打席は毎年50打席ぐらいを毎年目安にしているので。ここから何試合いけるかわからないですけど、試合が少ないのはみんな同じなので。今年は仕方ないので。できる限り、休みを取りながら出られる打席で出て、投げられる試合を投げていければと思います」

――仕上がっているか。
「こっちに来る前にライブBPで立っていますし、ある程度、準備はしてきたので。いつ始まるか分からないというのはありましたけど、いつ始まってもいいという準備はしてきたつもりなので。精一杯調整したいなと思います」

――実戦3試合に出てボールの見え方は。
「見え方は悪くないなと思いますね。多少、タイミングが刺され気味。毎年そうですけど、最初の打席というのは。そこかなと思っています。あとはボール、ストライクの見極めの部分は比較的いいんじゃないかなと。例年よりいいんじゃないかなと思います」

――前回登板で50球、最速99マイルを出た。
「ある程度、内容が良くなかったら、もっと投げたい投げたいとなると思いますけど、それでも、もちろん精一杯シーズンの頭に合わせますけど、なかなか100、110球を投げるのは少ないですし。ある程度、計算をしながら開幕から緩やかに上がっていける計算をしていきたいなと思います」

――打者として調整が必要か。
「どちらも同じぐらいだと思います。毎年そうですけど、あまり、この時期にいいということはないので。みんなそうなんじゃないかなと思います」(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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