同窓会も“男女共学化” 足利高と足利女子高の統合で

新しい足利高の同窓会設立総会に出席した同窓生ら

 足利高と足利女子高が統合して4月に発足する男女共学の新しい足利高の同窓会設立総会が26日、足利市南町のニューミヤコホテルで開かれた。

 新会長には現在の足利高の同窓会長早川慶治郎(はやかわけいじろう)さん(77)を選出。副会長には足利女子高同窓会「八千草会」の会長松嶋英子(まつしまひでこ)さん(80)ら8人を選んだ。

 総会には両校の同窓生や足利高の渡辺佐知夫(わたなべさちお)校長ら約50人が出席した。両校の同窓会は今月中にそれぞれ解散。新しい同窓会の発足は4月1日となる。

 県教委の県立高再編計画に基づく両校の統合で、統合初年度に同窓会も統合する例は初めてという。

 新しい足利高は4月から1~3年生が全員そろって現在の足利高で学校生活をスタートさせる。これまでにない統合形態を採用したことより、同窓会の統合も速やかに実現した。

 新会長となった早川さんは「新しい足高(の発足)は地域の活力、クオリティーを高める弾みになると思う。足利がこれから50年後、100年後も元気な文化都市であり続けられるよう、同窓会活動もさらに活発化させたい」と話した。

新しい足利高の同窓会設立総会に出席した同窓生ら

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