ブレーブス・アクーニャJr. 5月に外野手兼DHとして戦列復帰か

メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者によると、昨年7月に右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったロナルド・アクーニャJr.は5月の最初の週に戦列復帰することを目指しているようだ。外野手兼DHとしてフルタイム出場できる状態が整ってから復帰する方針だという。外野手として出場した翌日はDH、さらにその翌日は再び外野手というように、今季から導入されるユニバーサルDHを活用して、徐々に連日外野手として出場するためのスタミナを取り戻していくつもりのようだ。

現在24歳のアクーニャJr.は、昨季82試合に出場して打率.283、24本塁打、52打点、17盗塁、OPS.990を記録。本塁打王と盗塁王の二冠を狙えるペースで数字を積み上げ、自身2度目のオールスター・ゲームに選出されたものの、オールスター・ブレイク直前の試合で右膝を負傷し、残りのシーズンを棒に振った。今オフはロサンゼルス周辺でリハビリに取り組み、「自分で決められるなら開幕戦に出場する」というところまで回復しているが、ブレーブスは早期復帰には慎重。当初はDH専任で4月の最終週に復帰させることも検討されていたようだが、5月の最初の週を目標とすることで落ち着いた。

ブライアン・スニッカー監督は「彼はプロセスを消化していく必要がある。医者が考えたプランがあるからね」とコメント。「彼はすべてをこなしているし、現時点でいるべき場所にいる。彼の現状にはみんな安心しているよ」とアクーニャJr.のリハビリが予定通りかつ順調に進んでいることを明らかにした。

ブレーブスは昨季途中に獲得したアダム・デュバルとエディ・ロサリオが今季もチームに残り、昨季長期欠場したマーセル・オズナが復帰、新たにアレックス・ディッカーソンも獲得したため、控え外野手のギレルモ・ヘレディアも含め、アクーニャJr.不在のあいだも外野手の頭数は揃っている。アクーニャJr.復帰後は、アクーニャJr.とオズナがDHで併用され、アクーニャJr.が守備に就くときはロサリオが左翼、オズナが守備に就くときはロサリオが右翼を守るような形になりそうだ。

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