新庄監督の日本ハム4年ぶり開幕3連敗 万波同点2ランも空砲、鷹に返り討ち食らう

ベンチでうつむく日本ハム・新庄剛志監督【写真:福谷佑介】

日本ハムは3連戦で1軍登録中の全31選手を起用

■ソフトバンク 6ー4 日本ハム(27日・PayPayドーム)

日本ハムが開幕3連敗を喫した。27日、敵地PayPayドームで行われたソフトバンク戦。5回に逆転したものの、その直後に再びひっくり返されて逆転負け。新庄剛志監督は、この3連戦で登録した31選手全員を起用するという采配を見せたものの、1勝もできないまま、札幌ドームでの本拠地開幕戦を迎えることになった。日本ハムの開幕3連敗は、西武に喫した2018年以来4年ぶり。

先発の吉田は初回、グラシアルの犠飛で先制点を許すと、続く栗原に2試合連発の2ランを浴びいきなり3点を献上した。5回に万波の同点2ランが飛び出し、新庄監督も大喜び。さらに押し出し四球で一度は逆転したものの、その直後に2番手の池田がソフトバンク打線につかまった。

先頭の中村晃に中前安打を許すと、三森に右中間を破る適時三塁打を浴びて同点に。さらに今宮の痛烈な遊ゴロの間に勝ち越し点を奪われた。6回には井口が甲斐に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びて、リードを広げられた。その後はソフトバンクリリーフ陣の前に反撃できずに3連敗となった。

ソフトバンクは3連勝。初回に栗原の2戦連発の2ランなどで3点を先制。5回に杉山が万波に同点2ラン被弾、さらに代わった椎野が3連続四球で押し出して逆転を許した。それでもその裏に三森の適時三塁打で追いつき、今宮の内野ゴロの間に勝ち越し。3番手の藤井から嘉弥真、又吉、モイネロと繋いでリードを守り抜いた。広島から独立リーグを経て今季加入、育成から支配下登録を果たした藤井が移籍後初勝利を挙げた。BIGBOSSを迎え、注目を集めた開幕カードで3連勝。最高のスタートダッシュを決めた。

【動画】開幕3連敗…手を叩いてベンチを後にする新庄監督

開幕3連敗…手を叩いてベンチを後にする新庄監督【動画:パーソル パリーグTV】 signature

(Full-Count編集部)

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