〔霧島山(新燃岳)〕噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げ(3/27)

鹿児島地方気象台は、27日17:20、 霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げる噴火警報(火口周辺)を発表しました。
同気象台によると、新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震が増加しており、本日17時台に入り前24時間で20回発生しています。
同気象台は、新燃岳では弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があるとして警戒するよう呼びかけています。

■防災上の警戒・注意事項
【警戒】
・新燃岳火口から概ね2km:噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石
・新燃岳火口から概ね1km:火砕流

【注意】
・風下側:降灰、風の影響を受ける小さな噴石

■対象市町村
・宮崎県 :小林市
・鹿児島県:霧島市

◆用語解説
・噴火警戒レベル
 火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応を以下の5段階に区分して発表する指標で、避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる。
・レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(高齢者等避難):警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
・レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
●レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立入規制等。【現在の霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル】
・レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。

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