「ごみゼロに」マルシェ開店 異色、横須賀のガソリンスタンドに常設

ガソリンスタンドの待合室内にオープンした「エコルシェ5302」=横須賀市日の出町

 横須賀市内でごみを出さない販売形態として月1回開催しているマルシェ「エコルシェ横須賀」が、初の常設店舗「エコルシェ5302」を26日、ガソリンスタンド内にオープンした。給油所とエコショップという異色の組み合わせだが、「環境問題をよりリアルに伝えられる場所にしたい」と同店は話している。

 店舗は「セルフDr.Drive日の出町SS」(同市日の出町)の待合室内に開設。ガソリンスタンドを経営する湘南菱油がエコルシェの取り組みに賛同し、出店が実現した。

 店名の「5302」には「ごみゼロに」の意味を込めた。店内には蜜ろうで作ったラップや量り売りの洗剤などごみを減らせる商品が並び、市内農園の野菜や卵なども販売する。

 湘南菱油の大庭大社長(45)は「有限な資源である石油を扱うガソリンスタンドとしても、環境や生活の見直しを考えていく必要がある」と狙いを語る。

 エコルシェ横須賀代表の神馬彩夏さん(31)は「幅広い世代の人にエコな暮らしを知ってもらえれば」と来店を呼び掛けている。

 営業は月~木曜の午前10時~午後4時。問い合わせは神馬さん電話080(5088)3710。

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