FRONTEOの転倒転落予測AIシステム、聖マリアンナ医科大学病院に導入

患者の状態や看護記録から転倒リスクを評価

株式会社FRONTEO(以下、FRONTEO)が、転倒転落予測AIシステム「Coroban」について、学校法人聖マリアンナ医科大学(以下、聖マリアンナ医科大学)に導入されたと3月24日に発表しました。

「Coroban」は、自然言語処理AIエンジン「Concept Encoder」を活用し、電子カルテに記載された看護記録から転倒転落リスクを予測してアラート表示するシステムで、2020年1月には特許を取得、同年3月には日本転倒予防学会推奨品に認定され、現在医療機関への導入が進んでいます。

高齢者や患者においては入院中の転倒リスクが課題となっていますが、医療機関では看護業務が繁忙化している中で、その対応をするのは限界があることが現状となっています。そこでこういった社会的課題を解決するべく、NTT東日本 関東病院と同システムを共同開発しました。

自由記述のテキストデータや発話内容などの解析が可能

「Coroban」には、FRONTEO独自の自然言語解析AIである「Concept Encoder」を採用。同AIは自由記述のテキストデータや発話内容・言葉の使用傾向などの解析ができ、医師と患者の日常会話から認知症のスクリーニングが可能です。

テキスト以外のデータ共解析も可能で、ライフサイエンス領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタルや、各種検査値などの数値データとの共解析研究が進められています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

転倒転落予測AIシステム「Coroban」

株式会社FRONTEO プレスリリース

株式会社FRONTEOのプレスリリース(PR TIMES)

© 株式会社インターリンク