ナンバー1二塁手・マルテ Dバックスと5年7600万ドルで契約延長

毎年恒例の「MLBネットワーク」によるポジション別選手ランキングで二塁手部門の1位に選出されたケテル・マルテがダイヤモンドバックスと5年7600万ドル+球団オプション1年の契約延長で合意したようだ。現在28歳のマルテは、2018年3月にダイヤモンドバックスと5年2400万ドル+球団オプション2年の契約を結んでいたが、今回の契約延長によって2年分の球団オプションが予定とは異なる金額で保証され、さらに2027年まで3年分の契約が新たに追加されるという。

2016年11月にザック・カーティス、ミッチ・ハニガー、ジーン・セグーラとのトレードでタイワン・ウォーカーとともにマリナーズからダイヤモンドバックスへ移籍したマルテは、2017年の後半戦にレギュラー定着を果たし、それを見たダイヤモンドバックスは5年2400万ドル+球団オプション2年の契約延長を与えた。2018年は自己最多の153試合に出場して14本塁打を放ち、2019年には打率.329、32本塁打、92打点、OPS.981と大ブレイク。短縮シーズンの2020年はやや成績を落とし、昨季はハムストリングの故障に悩まされて90試合のみの出場ながら打率.318、14本塁打、50打点、OPS.909をマークした。

マルテの今季の年俸は840万ドル。来季は1100万ドル、2024年は1300万ドルの球団オプションとなっていたが、今回の契約延長により、予定とは異なる金額で2年分のオプション行使が保証されるという。そのうえで32歳のシーズンまで3年分の契約を新たに追加。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、今回の契約延長でマルテが新たに得る金額を5100万ドルと伝えている。また、「アリゾナ・リパブリック」のニック・ピエコロ記者によると、2028年の球団オプションも付属しているようだ。

なお、2019年以降の3シーズンは二塁と中堅を兼任していたマルテだが、トーリ・ロブロ監督はハムストリングの故障の影響で中堅での守備指標が悪化していたことを考慮し、今季はマルテを正二塁手に固定する方針を明らかにしている。

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