映画『ニワトリ☆フェニックス』"ありがとう"の気持ちあふれるプレミア上映

映画『ニワトリ☆フェニックス』プレミア上映会&舞台挨拶が撮影が行われた伊勢志摩にてドライブインシアターの形で雨屋草太役の井浦新、星野楽人役の成田凌、月海役の紗羅マリー、監督のかなた狼を迎え行われた。井浦による運転で撮影に使われていたインパラに乗って登場。クラクションや車のライトによるドライブインシアターならではの熱い歓迎を受けて4人は迎えられた。

『ニワトリ☆フェニックス』が制作されることになった経緯を井浦は「1回目の緊急事態宣言が出たときにかなた監督から連絡があり、こんな時だからこそ感謝を伝えるべきなんじゃないかという話をしました。その時に監督が中心になって『ありがとう』という短編を3人でつくりSNS内で公開したのですが、それをつくり終えたときに「一緒に映画を撮りたいと思っているんだ」という話が監督出たんです。それがこうやって公開できるところまでこれたことが嬉しいです。」と“ありがとう”の気持ちから始まったことと本作が公開されることへの感謝の思いを語った。

『ニワトリ☆スター』と『ニワトリ☆フェニックス』両作品について成田は「テイストは違って見えますが両作品ともかなた狼という人間が表れている映画だなと思っています。テイストが違いますが監督の気持ちが詰まっているという面では同じなんじゃないかなと思います。」とテイストの違う両作ではあるが根底に流れているものは同じだと感じているという。

かなたは「前作からの絆があるので『ニワトリ☆フェニックス』ではその空気感を撮りたかったんです。その空気感を感じてもらえればと思います。」と前作から続くチームの空気感を作品に素直に取り込んでいったということだった。

紗羅も「監督からは「楽しんでくれ」と言わたので、気持ちを締め付けることなく演じることができました。本作は見る人に対しての“ありがとう”の気持ちを伝えている作品になっていると感じています。」と短編作『ありがとう』から続くファンへの感謝を感じたという。

井浦は「この作品は“ありがとう”を伝えるために始まった作品です。そんな初期衝動の勢いから始まって、仲間たちが同じ思いで集まってくれて、いよいよこの作品が飛び立とうとしています。たくさんの人を巻き込んで大きな“ありがとう”をみなさんに伝えることができて本当にありがとうと思っています。この映画で気持ちのいい旅を楽しんでください。」と、かなたからも「 “ありがとう”という言葉は普段何気なく使っていますが、それが当たり前になるとわからなくなることもあります。このコロナ過はそういうことを考えさせられる時間だったなと思います。“ありがとう”ということを本当に考えた気持ちがこの映画には込もっています。二人の旅をぜひ楽しんでください。」と改めて本作に込めた気持ちを語り“ありがとう”があふれる舞台挨拶となった。

©2022映画「ニワトリ☆フェニックス」製作委員会 [REPORT:柏木 聡(LOFT/PLUS ONE)]

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