優雅さと官能的な個性を際立たせるクーペ・スタイリングを持つ新世代のフラッグシップ・クーペ、“THE 8”こと『BMW 8シリーズ』が内外装を刷新するとともに、品質感や機能性を大幅に高めた新グレード“Exclusive M Sport（エクスクルーシブ・エム・スポーツ）”を追加設定。さらにBMW M社が開発するMパフォーマンス・モデルの“M850i xDrive”と、本家Mたる“M8 コンペティション”もモデルチェンジを受け、3月23日より発売開始となっている。
その登場以来、フラッグシップとしての強烈な存在感を主張してきた『BMW 8シリーズ』だが、今回のモデルチェンジを受けよりスタイリッシュなフロントバンパー・デザインに変更され、新たに光源を持つイルミーネーテッド・グリルを採用。とくに夜間の存在感を増すリファインが施された。
インテリアでも12.3インチの大型センター・ディスプレイの採用によりさらに機能性が増し、ドアスイッチ部をシルバーで加飾することにより、室内空間の上質感もアップさせている。
引き続き、2枚ドアのクーペをベースに、オープンエア・ドライブが愉しめるカブリオレと、4枚ドアにより利便性を高めたグランクーペの3つのボディバリエーションを展開。その各車にスポーティなMスポーツバンパーやホイールを全車標準装備としてラインアップ全体のスポーティ感を高めると同時に、新たに20インチ・アロイ・ホイールやバイカラーのメリノ・レザー・シート、ハンドクラフトによるクリスタル製シフトノブとパノラマ・ガラス・サンルーフを標準装備とした“エクスクルーシブMスポーツ”をラインアップした。
パワートレインにはガソリン、ディーゼルとも8速オートマチック・トランスミッションを組み合わせ、高効率な3.0リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリンは最高出力340PS／5000rpm、最大トルク500Nm／1600-4500rpmを発生。同ディーゼルは最高出力319PS／4400rpm、最大トルク680Nm／1750-2250rpmのアウトプットを誇る。
■最高峰M8 コンペティションの最高出力／トルクは625PS／750Nmまで向上
そしてM社謹製の2種類の高性能モデルのうち、Mパフォーマンス・モデルとなるM850i xDriveは、専用デザインのドラミラーに加え、フロントグリル内にMバッジを装着することにより、Mに相応しいパフォーマンスを持つモデルであることをより明確に主張。さらに、M8 コンペティションでは、Mヘッドライト・シャドーラインの標準装備によりさらに精悍さを増したエクステリアと、BMW Mの50周年記念にあたり特別なMバッチを前後とホイール部分に採用し、インテリアでもMフロント・カーボン・バケット・シートをオプション装備することで、サーキットでのスポーツ走行時の安定性をさらに高める選択肢が用意される。
そのうちM850i xDriveには、最高出力530PS／5500-6000rpm、最大トルク750Nm／1800-4600rpmを発揮する高効率な4.4リッターV型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリンを、同じく最高峰のM8 コンペティションでは、そのアウトプットは625PS／6000rpm、最大トルク750Nm／1800-5860rpmまで高められている。
その他、最新のBMWラインアップ同様にハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能や、高性能3眼カメラ＆レーダーとプロセッサーによる安全機能・運転支援システム“ドライビング・アシスト・プロフェッショナル”を標準装備。AI音声認識技術を活用したBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントや、Amazon Alexaにも対応するなど最新のコネクティビティ機能が搭載されている。
各モデルの本格デリバリーは2022年第二四半期以降が予定され、価格はクーペが1228万～1403万円（税込）、カブリオレが1326万～1501万円（税込）、そしてグランクーペが1198万～1396万円（税込）に。そして各クーペ、カブリオレ、グランクーペの“M850i xDrive”は1773万～1907万円（税込）、全モデルの頂点に君臨するM8 コンペティションは2440万～2587万円（税込）となっている。
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