ローコストな多重回路計測を実現する電力量モニタ&ロガー「KM-D1-SAL」を発売

スタンドアローン環境の多回路の電力計測・データ収集をローコストで実現

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
2022年3月28日

ローコストな多重回路計測を実現する電力量モニタ&ロガー「KM-D1-SAL」を発売 ~スタンドアローン環境の多回路の電力計測・データ収集をローコストで実現~

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細井俊夫、以下、OSS)は、「電力の見える化」をローコストに実現する電力量モニタ&ロガー「KM-D1-SAL」を2022年4月1日に発売します。あわせて、本製品で収集した電力量データの分析・検証作業を支援する「見える化ツール」の無償提供を開始します。

電力量モニタ&ロガー「KM-D1-SAL」

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、企業における脱炭素の取り組みが加速しています。また、近年、製造業をはじめとして、自社だけでなく取引先企業を含め、サプライチェーン全体を通じた脱炭素の取り組みを進める動きが活発になっています。

脱炭素に向けた省エネ取り組みでは、本格的な省エネ対策の実施に先立ち、まず対象となる装置や施設全体の電力量を計測・見える化し、エネルギー削減のポテンシャルを測定する「省エネ診断」を実施します。こうした「省エネ診断」に向けた「電力の見える化」については、スモールスタートで実施したいというニーズがある一方で、計測設備への多額の投資やネットワーク工事が必要となることが省エネ取り組みの妨げとなっていました。

そこでOSSは、ローコスト、かつネットワーク工事をせずにスタンドアローン環境での多回路電力計測・ロギングを1台で実現する電力量モニタ&ロガー「KM-D1-SAL」を発売します。あわせて、「見える化ツール」のダウンロードサービスを開始し、「KM-D1-SAL」で計測した電力量ロギングデータ(CSV形式)のスピーディな分析・検証を支援します。

OSSは、本製品の提供を通じて様々なシーンにおける電力計測のスモールスタートを可能にし、製造現場やビル、商業施設などのさまざまな施設における電力の見える化を支援することで、省エネ取り組みの加速に貢献してまいります。

KM-D1-SAL」について
主な特長
「計れる」
・ 本体1台で最大4回路(単相2線式)まで電力計測可能

「録れる」
・ 本体と下位に接続した機器を1/5/10/30/60分間隔で内部メモリにロギング可能
・ 計測データはCSV形式でSDカードに記録できる

「つながる」
・ 下位に電力量モニタや漏電計測用の「KM-N1/KM50-C/KE1」を最大15回路接続可能

■KM-D1-SALと従来品(KM-D1-ETN)との違い

■KM-D1-SALの主な仕様

無料見える化ツールの特徴
①Excel©※1マクロベースの見える化ツールだからExcel上で作業完結
パソコン環境で分析作業が完結。専用見える化ツールのインストール不要でシンプルな保守管理を実現します。

②SDカードで収集した計測値をかんたんデータ抽出
「KM-D1シリーズ※2」、および下位接続センサ※3の計測データをSDカードからパソコンに簡単抽出。集計作業のストレスを軽減します。

③電力見える化で使用するグラフをテンプレートでご用意
分析で使用するグラフをテンプレート化。検証作業の効率化に貢献します。

※1:Microsoft、Windows、Windows Vista、Excel、Visual Basicは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※2:KM-D1シリーズ:KM-D1-SAL、KM-D1-ETN
※3:電力量モニタや漏電計測用の「KM-N1/KM50-C/KE1」

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社について
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は、これまで独自のオートメーション技術により、自動改札機などの駅務自動化システムをはじめ、世界初・日本初の社会公共システムを数多く生み出してきました。これからも労働力不足やエネルギー、レジリエントなどの社会課題をいち早く捉え、IoT・AI・ロボティクスなどの最先端技術、ソフトウェア、運用・メンテナンスのトータルサービスでソリューションを構築し、安心・安全・快適な社会づくりに貢献してまいります。