「タカアンドトシ、大泉洋で突っ走りたい!」開局50周年のUHBが春改編で宣言

UHB北海道文化放送は、3月24日に2022年春の改編オンライン会見を行い、4月1日に迎える開局50周年を記念したさまざまな特別番組や事業について発表した。

開局50周年アンバサダーを北海道・札幌出身のお笑いコンビ・タカアンドトシが務め、フジテレビ系で4月11日にスタートする連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜午後9:00)に北海道出身の大泉洋が出演することから、中川尚編成局長は「UHBとゆかりの深いタカアンドトシさんと、月9ドラマに出演する大泉洋さんで春の改編を突っ走りたい」と意気込みを述べた。

開局50周年のUHBが掲げた合言葉は「北海道に、ユーがいる。」。「ユー」は「あなた」であり、「UHBのU」も意味しており、道内各地の「ユー」と「U」がつながり、北海道を盛り上げて行きたいとの決意が込められている。中川局長は「コロナ禍の今だからこそ、地元テレビ局としてできること、やるべきことを考えた。地上波放送をめぐる状況は厳しいが、テレビの力を信じている。UHBは道民から“ユーさん”と呼ばれる存在を目指したい」と抱負を語った。

周年の記念事業として、タカアンドトシが出演する「発見!タカトシランド」(金曜午後7:00、北海道ローカル)の番組内に、北海道ならではの魅力を伝えるミニコーナーをスタートすることを発表。その集大成ともいえる特別番組を、2022年度下期に全国放送する。また、大泉が出演する「月9」ドラマの後枠にも、タカアンドトシが道内各地で頑張る人たちの姿を伝える新しいミニ番組「北海道に、ユーがいる。」(月曜午後9:54、北海道ローカル)を放送する。

このほか、4月22日~6月26日には、UHB北海道文化放送開局50周年・北海道新聞創刊80周年記念事業「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を北海道立近代美術館で開催する。

向田陽一編成部長は「この春も『ミステリと言う勿れ』に続く注目ドラマがめじろ押し。中でも、綾瀬はるかさんが主演し、北海道が生んだ大スター・大泉洋さんが初共演する月9『元彼の遺言状』は、普段ユーモラスな大泉さんの役柄をお楽しみください」と強くアピールした。

自社番組ではこのほか、4月4日からの「みんテレ」(月~金曜午後4:50、北海道ローカル)内で、道内トピックスを一気見できる「まるゴト」コーナーを番組最後に新設。午後5時台と併せて拡充することで、「忙しい夕方に“ながら見”“耳で見る”ような新しい視聴習慣を作りたい」とした。同番組ではまた、午後5時台に「奇跡シリーズ」に続く新しいグルメ企画「噂の街グルメ」が登場。さらに、同局アナウンサーが自転車で道内各地を巡る紀行コーナー「自転車キャラバン」を復活させる。一方、週末向けの情報番組「いっとこ!みんテレ」(土曜午前10:25、北海道ローカル)もお出かけ情報の強化などを行う方針だ。

半世紀という節目を迎え、北海道を盛り上げるUHBの取り組みに注目が集まりそうだ。

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