富山市スマートシティ推進ビジョン「中間報告」について

3月29日
富山市

富山市が令和4年度中の策定を予定している「(仮称)富山市スマートシティ推進ビジョン」(以下「ビジョン」)について、令和3年度の検討内容をとりまとめた「中間報告」を公表しましたのでお知らせします。

1 趣旨
本ビジョンは、行政だけでなく、市民や企業・団体などを含めた多様な主体が、新技術やデータの活用によって、より豊かな暮らしを実現する「富山市版スマートシティ」を推進するための共通の指針となるものです。ビジョンで示す将来像は概ね10年後(令和14年/2032年頃)を想定しています。

2 ビジョン策定の背景
富山市では、本格的な人口減少や少子・超高齢社会の到来を見据え、「公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり」に取り組んできました。この取組により、まちの賑わいや税収などの様々な面で政策の効果が表れてきていますが、中山間地域をはじめとする郊外部においては、その成果が十分に実感できないという声もあります。
こうした課題を解決するため、富山市は、近年目覚ましい発展を遂げるデジタル技術や各種データの活用によってコンパクトシティ政策を“深化”させ、その果実を市域全体に行きわたらせることで、それぞれの地域特性を生かしながら市民一人ひとりの豊かな生活の実現を図る「富山市版スマートシティ」を推進することとしています。

3 策定のプロセスについて
令和3年度のビジョン策定のプロセスでは、市職員や専門家、市民など多様な方々の意見や思いが反映されるよう工夫してきました。令和4年度においても、企業ヒアリングや公募型の市民ワークショップなどを実施し、多くの方々の共感を生むビジョンの策定を進めます。

4 中間報告時における「ありたいまちの姿」と「ありたい暮らし」
●ありたいまちの姿 (まちづくりの目標)
[1] 誰一人取り残されることなく便利で安心して暮らせるまち
[2] 地域の宝を未来へつなぐ地域づくり・人づくりのまち
[3] 互いの地域を尊重し支えあう一体感のある持続可能なまち

●ありたい暮らし (施策テーマ)
①便利な暮らし
②安心・安全で健康な暮らし
③誇れるものがある暮らし
④心が豊かでワクワクできる暮らし
⑤子どもの笑顔があふれる暮らし
⑥若い世代の活気に満ちた暮らし
⑦人と人のつながりがある暮らし
⑧地域の魅力を分かちあい支えあえる暮らし
⑨産学官民の共創が生まれる暮らし

詳細およびビジョン「中間報告」の本体は、下記リンクからご覧いただけます。
https://www.city.toyama.toyama.jp/kikakukanribu/miraisenryaku/smartcityvision.html