ロシアのウクライナ侵攻 避難民の受け入れへ 中川市長が言及

 上越市の中川幹太市長は29日、ロシアのウクライナ侵攻による避難民を市内で受け入れる考えを示した。

避難民の受け入れについて言及した中川幹太市長(29日、上越市長定例記者会見)

 同日の定例記者会見で言及した。「まずは市営住宅に1つの集団として入居いただけるように」と、南新町地内の市営住宅で10戸を用意するという。今後の具体的な受け入れ体制構築については「言語、教育、就労などの支援を図ることとし、庁内関係課による体制を整えたい」としている。

 中川市長は2日付で、飯塚義隆市議会議長と連名の抗議文をロシア政府(駐日ロシア連邦大使館)に送付している。会見では「ロシアのウクライナ侵攻は、民主主義を冒涜する、そして最大の暴力行為。速やかに止めていただきたい」とあらためて主張し、「被災されている方々を受け入れたい思いは非常に強い」とした。

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