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29日に行われたアジア最終予選の最終節でベトナム代表と1-1で引き分けた日本代表。
この一戦に39歳にして先発起用されたGK川島永嗣(ストラスブール所属)が試合後、メディアの囲み取材に応じた。
39歳9日での国際Aマッチ出場は、1954年5月3日のアジア大会インド戦で川本泰三(大阪クラブ)が記録した40歳106日に次ぐ歴代2位の年長記録となる。
そんな大ベテラン、川島の試合後の一問一答をご紹介しよう。
――昨年6月のキルギス戦以来の出場となった。
予選突破が決まって最後の試合でもありましたし、連勝が続いていましたからね。
後ろとしてはしっかり無失点、そして勝ってホームで喜んで終わりたいなという気持ちが大きかったです。
――今日の自身のパフォーマンスはどう?
仕事する回数がほとんどなかったので評価するというところまでいくかどうか分からないですけど。
チームのメンバーが変わったなかで自分がどう後ろから支えていけるのかっていうのが今日自分の一番の役割だったと思います。ただうまくいかない時間帯にチームを支えきれなかったのかなと。
難しい展開ではあったと思いますけど、前がなかなか点が取れない時はやっぱり後ろが耐えなければいけない。そういったところはGKとしては常に責任は感じます。
――ロングパスをあまり蹴らなかった印象がある。
僕がバックパスを受けた時も普通にすぐ(谷口)彰悟や(吉田)麻也がフリーになってくれてたんで。そっちのほうが自分たちも確実に攻められる可能性が高かった。
今日はロングボールよりそこで繋いで、自分たちがスペースを使って攻めていくほうが良かったかなって自分では感じています。
――失点シーンは?
良いボールが入ってきたなかでちょっとマークのところではっきり付けてなかったかなと。
セットプレーの時に気を付けようって話はしていたので実際にああいう形で失点してしまったのは残念です。相手のチャンスがほとんどないなかでの失点だったので。
もう一度(その場面を)見かえしてまた次に向けてしっかり対策できるようにしていかなければいけないかなと思います。
――マークがずれていた。声はかけられなかった?
声をかけるっていうところでは難しかったと思います。ただ入ってきたところはしっかり付いてなければいけないですし、そこの徹底っていうのはしなければいけないと思います。
メンバーが変わったなかでそういうズレは少なからずあるというのは自分自身も予測していました。でもそこにも対応できなかったのでまた次に向けてやっていきたいなと思います。
――前半と後半のメンバーで差を感じた。川島選手はどう?
違いはもちろんあったと思います。ただメンバーが大きく変わった時の難しさは僕も分かってはいるので。
前半なかなかリズムが掴めなかったっていうのはありますけど、そういう時間を自分たちとしてももう少し短くしたかったかなっていうのはあります。
――W杯本番までの8カ月間で何をしていくべき?
どこのチームもそうですけど一番は時間がない。ワールドカップ出場を決めたからって安心している暇もないですし、今日も含めて試合数は限られているので。
自分たちがゲームのなかでどういうプランを持って、どういうクオリティでプレーしていくのかっていうのはより課題を持ってやっていかなければいけません。
例えば今日の後半のように自信を持ってやれる部分もあると思いますけど、(本大会は)違った相手になってくるので、
どんな必要を持って自分たちが臨んでいけるのかっていうのは、残された時間のなかではっきりさせてやっていかなければいけないかなと思います。
――川島選手にとってもサバイバルになる。
ここからが本当の意味での戦いだと思います。
(代表)チームで活動する時間っていうのは限られてますし、どれだけ個人個人がチームに戻って競争に勝っていけるかだと思う。
僕自身もチームに戻ってしっかりポジションを奪えるようにまたやっていきたいなと思います。
――どういう部分を研ぎ澄ませていきたい?
今日の試合もそうですけどGKとしては、まずは当たり前のことを当たり前にやらなければいけません。
ただ勝ち上がっていくためにGKの力というのは本当にチームにとって重要な役割になる。チームが厳しい時にどれだけ後ろで支えられるかっていう部分は一番大きいと思います。
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やられても仕方がないっていうのはいつでも簡単ですが、そういうシーンのなかでもどれだけGKがその役割をこなせるのかっていうのがある。
その可能性を少しでも上げていけるように自分としてはやっていきたいなと思います。