ストッキングブランド「アスティーグ」×写真家花盛友里氏がコラボ企画「はきかえよう、自由を。」をテーマにした写真展

東京・渋谷のイベントスペース「The Corner」で3月25日から3日間、写真展「ASTIGU×花盛友里『はきかえよう、自由を。』写真展」が開催された。

会場となったイベントスペース「The Corner」

主催したのは、ストッキングやタイツ、インナーウェアなどの製造および販売を行う「アツギ」。今春、2011年から販売していたストッキングブランド「ASTIGU/アスティーグ」を女性の美に対する意識の変化からリブランディングし、「はきかえよう、自由を。」を新コンセプトに設定し写真家の花盛友里氏とコラボして同展を開催した。

花盛氏は、1983年、大阪府生まれのフォトグラファー。雑誌や広告を中心に2009年から活動し、『寝起き女子』や『脱いでみた。』など写真集も発売している。2021年にはアンダーウェアブランド「STOCK」を立ち上げるなど、写真の分野に限らず、幅広く活躍するクリエイターだ。

同展では、花盛氏が撮影した「何かに縛られることのない、自分らしい美しさに解放される姿」をテーマにした約180点の写真が展示された。多くの人が自分らしい美しさに気づき、固定観念から解放されて自由になることを応援するという内容となった。

白を基調とした空間に仕上げられた会場で開催された同展。今回リブランディングされた11種類の「ASTIGU/アスティーグ」のそれぞれのカラーが映える空間となっていた。

会場の様子(2階)

展示写真数は約180点前後で、会場となった2フロアを彩り良く埋め尽くしていた。入り口には「コンセプト」がわかるような文言と写真が掲示され、来場者が奥または2階へ進むに連れ、より深いコンセプトに触れられる内容になっていた。

11種類の「ASTIGU/アスティーグ」とコンセプト

1階には、比較的大きめのパネルが多く飾られていた印象だった。ちなみに今回の撮影には5名のモデルが参加し、プラスサイズモデルや、タブルなどそれぞれの個性や美しさを持つ女性が「ASTIGU/アスティーグ」を着用して撮影に挑んだ。撮影した花盛さんは、モデル一人にフォーカスした写真では個性を表現しつつ、さまざまな表情を切り取るように意識した。

一方、複数のモデルが参加する写真では、友だちといるような楽しい雰囲気を意識したといい、ストーリー性を盛り込むなど、あくまで自然な演出を表現するため、撮影期間中はモデルとの触れ合いを大切にしたという。

1階に展示された写真

2階には、比較的小さめのサイズの写真が多く並んでいた様子だった。ちなみに今回の衣装は、白Tシャツ×デニムと、モデルに合わせたカラフルなデザインの2パターンを採用したという。清潔感があり洗練されたシンプルさが際立った白Tシャツ×デニムデザインに対し、カラフルデザインでは華やかな雰囲気に仕上がっているのが特徴だ。

2階に飾られていた写真の一部

今回、新アスティーグのメッセージである「何かに縛られることなく、心地よく自分らしくいることの素晴らしさ」を表現するため、女性の「ありのままの姿」を切り取る作風で知られる花盛氏とコラボレーションして開催されたという同展。参加した5名のモデルからは「自分のありのままの個性を出せたことがうれしかった」という声が寄せられたとのこと。

なお、同展の開催に先立ち、オープニングイベントが行われた。モデルの ryuchellと、お笑いコンビ「駆け抜けて軽トラ」の餅田コシヒカリが“自分らしい美しさ”を伝えるためのゲストとして登場し、さまざまなトークを展開しイベントを盛り上げた。

同展で展示された写真は、現在一部オンラインで公開されているのでぜひチェックしてほしい。

撮影に臨んだ5名のモデルたち

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■「ASTIGU×花盛友里 『はきかえよう、自由を。』写真展」(オンライン展示)

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