満開の桜と菜の花の“競演” 今週末ごろまで 諫早・白木峰高原

満開になった桜と菜の花=諫早市白木峰町

 長崎県諫早市の白木峰高原で桜と菜の花が満開を迎え、本格的な春の訪れを告げる競演を楽しむ人でにぎわっている。
 五家原岳中腹、標高1057メートルの丘陵地。有明海や雲仙の山々を一望する約1.1ヘクタールで、地元住民でつくる白木峰高原育成会(松本茂会長)が毎年育てている。同会によると、昨年9月に菜の花約10万本を植栽。3月中旬ごろから咲き始めた。見ごろは4月上旬までとみられ、桜との競演は今週末ごろまで楽しめそう。
 昨年12月、周囲に害獣よけの金網が完成。入場者に募っている協力金を設置費用に充てた。松本会長は「毎年イノシシに荒らされるため、苗を植え替えるなどしていたが、きれいな花園が楽しめるようになった」と話した。

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