4月1日ダイヤ改正 長崎バス、県営バス 利用者の利便性確保

 長崎自動車(長崎市、長崎バス)と県交通局(同、県営バス)は18日、4月1日からの路線バスのダイヤ改正をそれぞれ発表した。東長崎・日見、滑石各地区での共同経営開始に伴い、利用者の利便性を確保しながら、系統の一部廃止やダイヤ調整を実施する。
 県営バスに運行を一本化する東長崎・日見地区は、長崎バスのつつじが丘、現川駅前の2路線を廃止。一方、県営バスの高城台経由現川線を平日10便増やす。長崎バスの彩が丘などの支線は運行する。日見地区は現行1時間3往復6便から2往復4便(昼間)に減便。長崎バスのスクールバスは継続する。
 長崎バスに運行を一本化する滑石地区は、上床-中央橋線に県庁前を経由する「滑石快速便」を通勤・通学時間帯に新設。通常区間と同じ運賃。現行より7分短縮される。県営バスのスクールバスは継続する。
 共同経営導入で廃止される区間の定期券は4月1日以降、利用できなくなるため、両社が有効期限の残り日数に応じて特例で払い戻す。4月30日まで。
 長崎バスは利用者減少に伴い、小ケ倉団地線や長与ニュータウン線、大浦経由田上線、虹が丘線などで平日85便、土曜94便、日曜祝日95便を減便。多良見大浦線、長崎魚市場経由石原線、樫の久保経由石原線の計3路線を廃止する。
 県営バスは、西諫早駅前ロータリーに乗り入れる便、青葉台、日の出町をそれぞれ運行する便を増やし、諫早市域の利便性向上を図る。


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