ワクチン接種担当の堀内大臣辞任し官房長官担当

 オリパラ特措法の規定により今月31日でオリパラ本部設置期限を迎えることから、国務大臣の定数が1減少するのに伴い、オリパラ担当大臣でワクチン接種推進担当を兼ねていた堀内詔子大臣が今月末で辞任。ワクチン接種推進担当は松野博一官房長官が兼務、オリパラ担当は末松信介文科大臣が兼務する。

 松野官房長官が29日、発表した。松野官房長官は「堀内大臣には東京オリパラ大会の総括や大会レガシーに関わる施策の推進に加え、ワクチンの追加接種の推進に全力を尽くされ、1日100万回接種も達成されるなど、多大な成果を挙げられた。このたび堀内大臣は辞任されますが、4月以降においてもこれらの事務について滞りなく進めていくことが重要だと考えている」と語った。

 そのうえで松野官房長官は「総理からワクチン接種推進担当について、私が引き継ぐように御指示いただいた。オミクロン株の対応に当たってはワクチンの3回目接種は発症予防、重症化予防の要であり、岸田内閣の最優先課題の1つであるため、身の引き締まる思いだ」と心境を語った。(編集担当:森高龍二)

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