とことこお店めぐり 金石の音(キンセキノネ) 料理とワインのマリアージュ

 岩の原葡萄園(上越市北方)内にあるワイナリーレストラン。冬期間やコロナ禍による時間短縮営業を終え、4月から通常営業を再開する。

 オーナーシェフの湯沢雅彦さんが腕を振るうフレンチベースの料理と、同園の芳醇(ほうじゅん)なワインを味わうことができる。店名は同園の創業者、「日本ワインの父」川上善兵衛に、勝海舟が贈った書の言葉から命名された。

 メニューは品数が異なる3種類のコース(2200~5500円)を用意している。メーンディッシュの一番人気「牛ほほ肉の岩の原ワイン煮」は同園の赤ワインで肉を煮込んだぜいたくな逸品。湯沢さんお薦めの「くびき牛のハンバーグ」と「薪火(まきび)焼きステーキ」は、上越のブランド牛「くびき牛」を使用。ステーキはブドウの木を燃やして肉をいぶすため、他にない香りが特徴だ。

岩の原葡萄園ならではの趣向が光る店内(提供写真)

 ランチタイムとディナータイム(事前予約制)で営業。ランチは直接訪れても

コース料理と岩の原ワインを共に味わえる(提供写真)

良いが、コースを予約すると同園ならではのお土産が付く。また、それぞれの時間帯に予約制で送迎や同園見学付きのVIPツアーコースを用意している。

 湯沢さんは「歴史ある岩の原葡萄園を拠点に上越の観光を盛り上げたい。ぜひ地元の人も日帰り旅行の気分で園を訪れ、見学と料理を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

・上越市北方1223(岩の原葡萄園内)

・ランチは午前11時から午後4時まで。ディナーは午後5時から同10時まで(事前予約制)

・水曜日定休

・岩の原葡萄園駐車場を利用

・☎025・520・9002

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