ロシアのウクライナ侵攻で、ロシアからの輸入量が多く、銀歯の材料となる希少金属「パラジウム」が高騰し、歯科診療に影響が及んでいる。銀歯は健康保険の対象で診療報酬が決まっているため、歯科医院にとっては1本約4千円の赤字。侵攻の影響を受けた報酬改定で今後、患者負担が増す可能性もある。宮崎県内の歯科医からは「ロシアがパラジウムの輸出を停止すれば、銀歯が作れなくなる恐れもある。国が在庫を確保し、供給体制を整えてほしい」との声が上がる。
宮崎県内歯科「銀歯作るほど赤字」 ウクライナ侵攻で希少金属高騰
- Published
- 2022/03/31 09:03 (JST)
- Updated
- 2022/03/31 10:33 (JST)