宮崎県内の学校で消費者教育 成人年齢下がりトラブル懸念

成人年齢引き下げに備え、ゲームなどを使って分かりやすい消費者教育に注力している学校現場=29日午後、宮崎市・宮崎農業高

 成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が4月1日に施行され、宮崎県内の18、19歳も「大人」の仲間入りをする。親の同意なしに携帯電話やローンなどの契約を結べるようになるが、当事者意識の高まりはいまひとつ。社会経験の乏しさから消費者トラブルに巻き込まれる懸念も強く、学校現場は消費者教育の充実に力を入れる。金融機関ではローンの対象年齢を据え置く動きも見られる。

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