役所広司主演「峠 最後のサムライ」 公開延期を経て6月公開決定 越後長岡藩家老・河井継之助描く

役所広司が越後長岡藩家老・河井継之助を演じる映画「峠 最後のサムライ」の劇場公開日が、6月17日に決まった。当初は2020年9月に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で合計3回にわたって延期となっていた。

「峠 最後のサムライ」は、”幕末の風雲児”と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いた司馬遼太郎の小説「峠」を映画化した作品。諸国へ遊学してグローバルな視野を培い、領民のための斬新な藩政改革を次々と実行した河井継之助。越後長岡藩を率いた戊辰戦争では東軍・西軍のいずれにも属さない「武装中立」を目指すものの、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫いて西軍と砲火を交えるという決断を下し、敵軍50,000人に対してたった690人で戦いを挑む。

黒澤明監督の助監督を務めてきた「雨あがる」などの小泉堯史が監督・脚本を務め、役所広司が河井継之助を演じている。他の出演者には、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、山本學、吉岡秀隆、仲代達矢らが顔をそろえている。

公開された新ビジュアルでは、まっすぐなまなざしを見せる継之助の姿が大きく切り取られ、新しいコピーである「ニッポンが震えた、熱き心」が添えられている。継之助を演じる役所広司の表情をアップで捉えることで、河井継之助の不退転の覚悟を描き出した、力強いデザインとなっている。

【作品情報】
峠 最後のサムライ
2022年6月17日(金)全国ロードショー
配給:松竹、アスミック・エース
🄫2020『峠 最後のサムライ』製作委員会

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