HEAT20、認証制度の運用を開始=エンドユーザーに訴求する環境構築

一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会(東京都千代田区、坂本雄三理事長、以下、HEAT20と略)は17日、HEAT20の「住宅システム認証」制度の運用を始めた。

認証の対象は規定項目の内容を満たす戸建住宅建築の仕様で、認証形態は型式認定に近い。認証を付与した案件はホームページで掲載する。

HEAT20はUA値比較に限れば住宅性能表示制度の断熱等性能等級「等級5」以上に各グレードが対応しているが、その最大の特徴は断熱等性能等級の評価項目にはない、「環境の質を表す室温」および「省エネルギー」を両立させ、暖房期の室温数値目安を具体的に規定していることにある。

認証により当該建築仕様に一定の信頼性を付与しエンドユーザーに対する訴求に寄与する環境を整備、HEAT20のさらなる普及につなげたい意向だ。

HEAT20は16日に記者発表を行い、HEAT20の住宅システム認証制度の概要を説明した。

認証は審査対象がHEAT20G1~G3の「住宅シナリオに適合する住宅システム」であるかどうかを確認する。

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