徳島で食べたいご当地グルメこだわり5選!海鮮・ラーメン・カレー・カフェも

旅の醍醐味といえば、なんと言っても現地でいただくご当地グルメではないでしょうか? 四国の東端に位置する徳島では、海の幸をふんだんに使った料理や個性的な料理、旅の疲れを癒せるカフェなど、食の魅力も盛りだくさん。そこで今回は旅好きさんも納得の、「ちょっぴりこだわり派な徳島グルメ」5品を紹介します。

【徳島市】透き通っただしスープが特徴!鯛塩ラーメン

徳島市内にある「麺 STATION 鯛太郎」では、地元の「鳴門鯛」による無添加で化学調味料不使用のあっさりとした上品な味の「鯛塩そば(830円)」が楽しめます。女性が時間をかけて食べても大丈夫なように、のびにくい麺が使われているのだそう。

透き通ったスープに、カイワレと紫玉ねぎがトッピングされた、彩りの美しさにも食欲がそそられます。器のふちに添えられたスダチと柚子胡椒で、味変を楽しみながら飽きることなく食べられます。

筆者は、鯛塩そばに煮玉子トッピング(100円)もお願いしました。煮玉子に使われているのは、伊勢神宮にも奉納されている「阿波手摘みたまご」。日齢1年未満の若鶏の卵のみが厳選されているそう。トッピングは他に、バター(100円)、メンマ(100円)、チャーシュー(200円)があります。

また、鯛塩そばの楽しみ方として、鯛だしのスープをご飯にかけて鯛茶漬けとしていただくのもおすすめ、とのポップを発見。これはおいしそう! と思い、ご飯も追加で注文しちゃいました。

テーブルには、柚子七味や朝倉山椒、マー油、お酢も用意されているので、好みに合わせて味変を。おすすめは京都から取り寄せているという朝倉山椒。とても香りが豊かな山椒です。

麺 STATION 鯛太郎

住所:徳島市新浜本町1丁目1-41

アクセス:徳島阿波おどり空港から車で約30分

営業時間:11:00~15:00

定休日:毎週水曜日、第1火曜日

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【海部郡牟岐町】海の幸を豪快に焼いていただく「しらきや特選海賊料理」

創業約50年、現在3代目の主人が切り盛りする、和モダンな佇まいの「民宿しらきや」。その日の朝に上がった魚貝類を牟岐(むぎ)漁港から生きたまま仕入れているのが特徴の一つ。アワビやサザエ、エビなど6種類の魚介を目の前で焼く「しらきや特選海賊料理」が名物です。お刺身や一品、ご飯に味噌汁、自家製デザートなどもついたボリュームたっぷり、大満足なコース(6,500円~・税別)です。もちろん、宿泊していなくても食事のみで利用することも可能ですよ。

スタッフさんが焼いてくれるので、焼き加減を失敗することなく、おいしい状態でいただけるのもうれしいです。

驚くのは、超豪華な舟盛り! 旬の魚貝がこれでもか、というくらいぎっしり並びます。こちらの舟盛りは8名以上で利用の場合で、魚の種類はその時によって異なります。常連客も多く、地元の人にも愛されているというのも納得のお店です。

民宿しらきや

住所:徳島県海部郡牟岐町大字内妻字白木68-2

電話番号:0884-72-0788

アクセス:徳島ICより車で約90分。JR牟岐駅より送迎バスあり(要問い合わせ)

定休日:不定休

公式サイト:https://shirakiya-mugi.com/

【阿南市】好きな味を発見!?個性的なネーミングの自家焙煎コーヒー

2020年の11月にオープンした、自家焙煎のスペシャルティコーヒーと衣料を販売する「カモ谷製作舎」。全世界の生産量5%に満たないと言われるような、高品質のコーヒーのみを取りそろえているのだそう。県外から移住した夫婦が営み、バリスタ経験をもつご主人がコーヒーを、奥様がセミオーダーの衣料をそれぞれ担当しています。

店頭で販売されている8種類のコーヒーは、すべて試飲が可能なので、自分の好みの味を見つけることができます(試飲は新型コロナウィルスの感染状況により、なしの場合あり)。

洗練されたデザインのラベルも素敵なのですが、気になるのはなんと言ってもそのネーミング! 四国のお遍路さんにちなんだ「オヘンロ」や、ごくごく飲める味のコーヒーだからという理由で名付けられた「ごくごく」など、ユニークなものばかり。これらのコーヒー豆は100g750円(税込)から。

牛乳や豆乳を加えれば、簡単にカフェオレが楽しめる「カフェオレベース(税込1,500円)」も販売されています。無糖、加糖、カフェインレスの無糖がそろっているのもうれしいですね。気軽に購入できる、ティーバッグタイプの1杯分コーヒーバッグ(税込150円)もあるので、自宅用や友人へのお土産にもおすすめです。

カモ谷製作舎

住所:徳島県阿南市加茂町宮ノ前45-1

電話番号:090-9771-9299

営業時間:金曜日・土曜日 11:00~17:00

公式サイト:https://kamodanicoffee.stores.jp/

※オンラインショップあり

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【阿南市】廃ビルをリノベしたカフェで「藍茶」とスイーツを

JR阿南駅から徒歩約5分の場所、元薬局と本屋さんの廃ビルをリノベーションして生まれ変わった3階建ての複合ビルも、注目したいスポットです。

2階はコワーキングスペースやテナントが入居し、さらに3階にはゲストハウスのオープンが2022年中に予定されているそう。今回は、開放的な空間も特徴の1階のカフェ「CAFE and BAR NuuN」を紹介します!

藍といえば染物を想像することが多いですが、藍を食にも取り入れる「食藍」の文化が根付く徳島県。せっかくなので、メニューにあった「藍茶」をいただくことに。

こちらは藍に、ハーブの一種である「バタフライピー」をブレンドされたお茶(税込600円)です。添えられたレモンで色の変化を楽しんだり、甘みがほしい場合にはちみつを追加してもOK。

こちらは植木鉢ショコラティラミス(税込680円)。

スイーツも充実しているので、甘いもので旅の疲れも癒されそう。

CAFE and BAR NuuN

住所:阿南市富岡町今福寺49-10 ミラビル

CAFE&BAR; :080-3169-2845

営業時間:11:00~16:00/18:00~22:00/日曜日のみ11:00~16:00

ランチタイム:11:00~14:00(ラストオーダー13:30)

ラストオーダー15:30(フード・ドリンク) /21:00(フード)/21:30(ドリンク)

定休日:火曜日

公式サイト:https://nuun-anan.com/

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【海部郡海陽町】新しいご当地カレー「DMVカレー」とは!?

モードチェンジを行うことで、道路と線路走行の両方が可能な世界初の乗り物「DMV(デュアル モード ビークル)」。このDMVが徳島県内の阿佐海岸鉄道で運行されているわけなんですが、阿波海南文化村内にある三幸館エリアでは、そんなDMVをモチーフにした新名物「DMVカレー(税込1,000円)」がいただけるのです。

鉄道好き芸人として活動する吉本興業所属の鈴川絢子さんがプロデュースしたというDMVカレーがこちら。DMVのモードチェンジを2種類のカレーで表現。向かって左がポンカン果汁を使った甘口カレー、右が阿波尾鶏のミンチ入り辛口キーマカレーです。2つの味が楽しく、飽きずに食べられますよ。

こちらで食べられる徳島のご当地カレーはDMVカレーのほかに、「極上阿波尾鶏骨付地鶏カレー」と「阿波尾鶏バターチキンカレー」の2種類があります。

飲食スペースのすぐ隣の販売スペースでは、徳島県のお土産や持ち帰って楽しめるご当地カレーも販売されています。

阿波海南文化村<三幸館エリア>

徳島県海部郡海陽町四方原字杉谷

電話:0884-73-3105

開館時間:10:00~16:00

飲食スペースの営業時間:11:00~14:00

定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)

アクセス:徳島阿波おどり空港から車で約2時間30分

公式サイト:https://www.town.kaiyo.lg.jp/bunkamura/

バラエティ豊かな食が楽しめる徳島。観光ついでに、徳島でしか味わえないご当地グルメを味わってみるのもいいですね。

[All Photos by Chika]

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