Hollyland、同時通話ワイヤレスインターカムヘッドセットシステム「Solidcom C1」発売

Hollylandは、DECT 6.0暗号化技術を搭載した新しい同時通話ワイヤレスインカムヘッドセットシステム「Solidcom C1」を発売した。市場想定価格は税込143,000円。

Solidcom C1は、1.9GHz DECTを使うため、通信の最大半径350m内で高い信頼性と安全な通信を保証するという。最大8時間の連続使用が可能なバッテリーを搭載し(Solidcom C1-2Sのみ)、ベルトパックやベースステーションも不要。

DECT 5.0に比べてDECT 6.0は、チャンネルの切り替え速度を2倍にすることで、優れた伝送安定性を実現。内蔵の二つのアンテナにより、複雑な環境下でも途切れることのないチームコミュニケーションを実現するという。

Solidcom C1は、150Hz〜7KHzの周波数特性と優れたAEC(Acoustic Echo Cancellation)技術のおかげで、ノイズの多い環境でもクリアで正確な音質を保証するとしている。指向性マイクは、不要なノイズを最小限に抑えながらスピーカーの声をはっきりと捉え、マイクを上げ下げするだけで、ミュートとミュート解除を切り替え可能。

Solidcom C1マスターヘッドセットは、最大350mの視線範囲でワイヤレス通信を実現しており、接続を維持したまま、結婚式、会議、小さな教会、大規模な撮影場所などのイベントエリア内のどこにでも自由に移動ができる。

マスターヘッドセット構成を使用したくない場合は、オプションのベースステーションで同じ通信範囲を提供。バッテリー作動のベースステーションは、最大3つのシステムのIPカスケード接続、A/Bグループ化、すべてのヘッドセットと即座に通信するワンキーミュートおよびアナウンス機能などの追加機能も提供する。

各ヘッドセットの重量は168gと、ほとんどのスマートフォンよりも軽量で、何時間も快適に着装可能だとしている。ヘッドセットはPC-ABS素材で作られ、柔軟性と耐久性を保証するとしている。システムは箱から出してすぐに使用でき、電源を開けばすく自動的にペアリングする。

各インターコムヘッドセットには予備のリチウム電池が付属しており、現場での交換に便利で、システムを最小限のダウンタイムで稼働させ続けることが可能だ。バッテリーは、専用のマルチポート充電器で外部から充電できる。バッテリーがフル充電されるまでに必要な時間は2.5時間で、各ヘッドセットの実行時間は最大10時間(システムマスターヘッドセットの場合は5〜8時間)。

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