4月29日より劇場公開される、萩原みのり主演のホラー映画「N号棟」の、予告映像が公開された。萩原みのり演じる死恐怖症の女子大生・史織が、幽霊団地の住民や次々と襲い掛かる怪奇現象に飲み込まれ、絶叫するほど追い込まれていく様子が映し出されている。
公開された予告映像は、史織が同じ大学に通う啓太(倉悠貴)と真帆(山谷花純)と一緒に、いわくつきの団地に足を踏み入れるところから始まる。ハトの死骸が転がり、天井に不気味なシミが広がる団地。そして、廃虚だと思い込んでいたその団地には、多くの住人が住み着いていることがわかる。そこから映像は、不可解な現象や理解不能な行動を繰り返す住民たちなど、幽霊団地の異常を映し出す。原因を突き止めようと奮闘する史織だが、体験したことのない恐怖によって徐々に正気を失っていく。終わりには絶叫する史織の姿も収められている。
「N号棟」は、岐阜県富加町幽霊団地の実話を基に、霊が出るというウワサの廃団地に興味本位で訪れた大学生3人が、摩訶不思議な現象を目撃・体験し、いつしか洗脳されていくホラー映画。主人公の史織を演じるのは、昨年末に主演作「成れの果て」が公開された萩原みのり。子役時代から数々の作品に出演している山谷花純、「夏、至るころ」「衝動」と主演作が続く倉悠貴、国内外で多くの賞を受賞している筒井真理子らが出演している。「リトル・サブカル・ウォーズ ～ヴィレヴァン!の逆襲～」を監督した後藤庸介がメガホンを取る。
本作の基となった岐阜県富加町の幽霊団地事件とは、2000年に起こった出来事。中に誰もいない部屋から音が聞こえてくる、ドアが勝手に開閉を繰り返す、テレビのチャンネルが勝手に変わるなどの怪奇現象が報告されたことで、警察やマスコミ、霊能者までが団地に押し寄せ、大パニックとなった。
【作品情報】
N号棟
2022年4月29日（金・祝）新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給：SDP
©「N号棟」製作委員会
