ヘリオジェンとウッドサイド・エナジーが商業規模での実証プロジェクトと協業契約を発表

カリフォルニア州にヘリオジェンのAI依拠型集光型太陽エネルギー技術の5MWeモジュールを導入し、オーストラリアでヘリオジェンの革新的技術を共同マーケティングすることに合意

米カリフォルニア州パサデナ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- AI依拠型集光型太陽エネルギーを供給する一流企業であるヘリオジェン(NYSE:HLGN)と、オーストラリアの大手エネルギー生産企業ウッドサイド・ペトロリアム(ASX:WPL)の完全子会社であるウッドサイド・エナジー(米国)は本日、カリフォルニア州モハーベで建設が提案されているヘリオジェンのAI依拠型集光型太陽エネルギー技術の商業規模の実証導入について、プロジェクト契約(以下、「本プロジェクト契約」)を発表しました。

先の発表において、5メガワットエレクトリカル(5MWe)の商業規模シングルモジュール施設を導入するために、主要機器の調達を開始するよう、ウッドサイドからヘリオジェンへの限定的着工指示書(LNTP)が送付されましたが、本プロジェクト契約はこのLNTPに続くものです。ヘリオジェンは本プロジェクト契約に基づいて、施設の設計・調達・建設を完了することになり、承認され次第、建設を開始します。

ヘリオジェンは、当社の再生可能エネルギー技術をカリフォルニア州に導入するために3900万米ドルの助成を米国エネルギー省から得たことを先に発表しており、両社はこのスコープと関連資金を含めることに合意しました。つまり本プロジェクトは、ヘリオジェンの5MWeモジュールの商業規模での実証だけでなく、ヘリオジェンの設備で生産される熱エネルギーを電力に変換する革新的な手法の導入と試験も対象とし、従来の蒸気タービンと比べてより小さな設置面積でより高い効率を実現する可能性があります。

本プロジェクト契約に加えて、ヘリオジェンとウッドサイド・エナジー・テクノロジーズは、オーストラリアにおいてヘリオジェンの技術の共同マーケティングを行うための協業契約(以下、「オーストラリア協業契約」)を締結しました。両社はこの契約の下、オーストラリアの潜在顧客(ウッドサイドを含む)に提供する製品として、ヘリオジェンのモジュール技術を使用した製品を決定できるものと期待しており、これらの顧客を見極め、関係作りをするためのロードマップを策定していきます。オーストラリア協業契約は、ヘリオジェンの熱電供給モジュールをさらなる商業規模で展開するという目的を含むもので、水素供給と併用できる可能性があり、結果として炭素エネルギー源の使用を低減するエネルギー転換におけるウッドサイドの役割を強化します。両社は、米国におけるヘリオジェンの技術に関しても、同様の協議を進めています。

ヘリオジェンの創設者で最高経営責任者(CEO)のビル・グロスは、次のように述べています。「私たちはオーストラリアの大手エネルギー生産企業であるウッドサイドと協力できることを大変うれしく思います。今回の契約は、ヘリオジェンの画期的な集光型太陽光技術の商業化および重工業の脱炭素化において、次に進むための極めて重要な取り組みとなります。また、これらの契約と併せて、ウッドサイドとの戦略的提携には、ウッドサイドのヘリオジェンへの資本参加が含まれていることをお知らせします。」

「提案されているモハーベ施設により、追加的な機会をめぐるウッドサイドとの協議がさらに進展することになります。これらの追加的な機会においては、同社の持続可能性目標の達成を支援するためのカーボンフリーの熱、電力、水素を生産することを目指します。」

ウッドサイドの最高経営責任者であるメグ・オニールは、次のように述べています。「ウッドサイドは、新エネルギー製品やより低炭素なサービスのために、2030年までに50億米ドルの投資目標を設定しました。この革新技術をめぐるヘリオジェンとの連携は、低コスト、低炭素、収益性、弾力性、多様性という特徴を備えたポートフォリオを構築するという当社の約束に基づく取り組みを支えるものです。」

ヘリオジェンについて

ヘリオジェンは再生可能エネルギー技術企業として、重工業における化石燃料の必要性を排除し、持続可能な未来に力を与える取り組みに傾注しています。当社のAI依拠型モジュール式集光型太陽光技術は、歴史上初めて、ほぼ365日24時間体制でカーボンフリーエネルギーを熱、電力、グリーン水素燃料の形で大規模にコスト効率よく供給することを目的としています。ヘリオジェンは、1996年にビル・グロスが設立した大手テクノロジーインキュベーターであるアイデアラボが生み出しました。ヘリオジェンの詳細情報については、heliogen.comをご覧ください。

ウッドサイドについて

ウッドサイドは、オーストラリアと世界が必要とするエネルギーを提供し、家庭を暖め、明かりを灯し、産業を可能にしています。当社は、安全で信頼性の高い事業で評価を得ています。当社の炭化水素事業を補完するものとして、水素、アンモニア、太陽光のポートフォリオがあり、これらはオーストラリア国内外で拡大しています。新エネルギーの商機には、オーストラリアで計画中の水素/アンモニアプロジェクトとなるH2PerthおよびH2TAS、そして北米で計画中の水素プロジェクトとなるH2OKがあります。詳しくはwoodside.com.auをご覧ください。

投資目標は、提案されているBHPの石油事業との合併が完了した場合を想定しています。個々の投資判断は、ウッドサイドの投資ハードルレートに従うものであり、ガイダンスではありません。

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