アンドモワへの保証債務が影響、飲食店経営の(株)ApeXが破産

※画像は実際の企業と関係はありません

 (株)ApeX(TSR企業コード:132075768、法人番号:8010001203411、荒川区西日暮里2-53-2、登記上:大阪府大阪市旭区清水4-1-5、設立2019(令和1)年8月、資本金5000万円、飛髙和也社長)は3月23日、大阪地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には神原浩弁護士(きっかわ法律事務所、同市北区中之島3-2-4、電話06-6201-2970)が選任された。
 負債総額は約55億円だが、大半がアンドモワ(株)(TSR企業コード:575413077、法人番号:9120001123886、東京都港区)に対する保証債務。

 飲食店の経営会社。「Cheese&Meat GLEAM」、「CUCINA BAR ぷらっと」の2ブランドで展開し、中四国地区を中心に一時は6店舗を出店していた。
 しかし、「新型コロナウイルス」の感染拡大に伴い、営業制限や来客数の減少などで事業環境が悪化。さらに多額の借入債務の保証をしていたアンドモワが破たん状態となり、先行きの見通しが立たず2021年12月に事業を停止。登記上住所を大阪市内に移転すると同時に、アンドモワの代表者が当社の代表に就任し、今回の措置となった。
 なお、アンドモワは3月31日、東京地裁に破産を申請しており、同社の負債総額は約80億円。

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