株式会社コロナ(新潟県三条市)が入社式、1日付で就任した大桃満社長「私も社長としては皆さんと同じ本日が初日、一緒に頑張っていきましょう」

株式会社コロナ(新潟県三条市)は1日、入社式を開催した。今年度の新入社員はグループ全体で53人、このうちコロナに入社した30人と、株式会社サンライフエンジニアリングに入社した1人の新入社員がコロナ本社で行われた入社式に参加した。

1日付で就任した大桃満代表取締役社長は、「皆さんは星の数ほどある企業の中から当社を選び、当社も多くの学生の中から皆さんを選んだ。この縁を大切にして新社会人としての第一歩を力強く踏み出し頑張ってもらいたい」と冒頭、歓迎の言葉を述べました。

また、創業精神である「誠実と努力」、コロナの想いである「感謝と感動」などについて紹介。具体例として、「今から60年前の昭和36年、38年、三条の地は4メートルを超える豪雪に見舞われ、商品を全国に発送できなくなった。それでも、全国のお客様の期待にこたえようと、猛吹雪の中、全社員がストープを1台ずつ担ぎ、2キロ先の東三条駅、鉄道がストップすると4キロ先の船着き場まで歩いて運び、船を使って新潟まで送り、磐越西線経由で全国のお客様に出荷を続けた。まさに創業精神である誠実と努力をあらわす姿ではないかと思う」と語っていた。

入社式の様子

一方、新入社員に期待することとしては、「皆さんはこれから上司、先輩、同僚など多くの人と関わりながら仕事をしていくこととなる。様々な人と強調し合いながら仕事に取り組んでいくことはもちろんだが、自身の考えをしっかり持ち、さまざまな人と意見を交わし合いながら切磋琢磨していくことを期待する。私も社長としては皆さんと同じ本日が初日、一緒に頑張っていきましょう」と語っていた。

同じく1日付で就任した小林一芳代表取締役会長は、ゲンコツの理などについて紹介。「私共の指1本1本は力は弱くても5本の指を一つにして力こぶしにした時、数十倍、数百倍の力を発揮してくれるという意味。一人では成し遂げられないことも周りと協同することで成し遂げることができ、より大きな成果を生み出すことができる。この精神で一致団結し、全員でゲンコツの集団となって目標の達成に貢献していただくことをお願いしたい」などと語っていた。

なおコロナでは、2020年度40人、21年度48人の新入社員を採用している。また今日入社式を迎えた新入社員30人のうち、3分の1が県外学校の出身者という。

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