新潟県内の新型コロナウイルス感染者が過去最多を更新、県は基本的な感染対策やワクチン接種を呼びかけ

感染症対策・薬務課の昆伸二課長(写真左)

新潟県は1日、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が過去最多の729人となった。県は、第6波のリバウンドが起きているとの見解を示すとともに、歓送迎会や花見、イベントなどに関するお願いを県民に呼び掛けた。

感染者が増加していることについて、新潟県福祉保健部の感染症対策・薬務課の昆伸二課長は、「まん延防止等重点措置の後、人流のリバウンドが出ている。歓送迎会などに参加する際は、基本的な感染症対策の徹底や、体調が悪い時は外出を控えるようお願いしたい」と話した。

また10歳代以下の感染者が増加していることに触れ、5歳から11歳までも含めた早期のワクチン接種も呼びかけた。

一方、現在の病床利用率は約16%で、医療がひっ迫している状況ではないと説明。しかし、感染者が増えることによって、基礎疾患がある人や高齢者に感染が広がり、医療がひっ迫する可能性があるため、感染症対策はさらに徹底して欲しいとした。

加えて、県は感染者増加の状況をうけ、新型コロナウイルス対策本部会議の開催を検討しているという。

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