成人年齢引き下げ 宮城県の18歳と19歳からは戸惑いの声も

成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が、4月1日に施行されました。大人の仲間入りをした宮城県内の18歳と19歳からは、戸惑いの声も聞かれました。

2020年の国勢調査から推計すると、県内には18歳と19歳が約4万人いるとみられていて、1日から新たに大人の仲間入りを果たしました。

「まだ自覚がないっていうか、そんな感じです。成人って言われることは、普通にうれしいです」

「本当につい最近までは20歳までが成人だったので、急にそんなに18歳からだよって言われても、特に何かが変わったっていう実感もないので」

「実感はまだ湧いてないです。進学なのでまだ学生なので、親の力がないと生きていけないって、まだ思ってます」

成人年齢引き下げの目的は、若者の積極的な社会参加を促すことで、成人年齢を18歳からとするのは世界的にも主流だということです。

今後、18歳からは親の同意がなくてもクレジットカードや携帯電話、アパート、ローンの契約が可能になります。

そして、結婚は男女ともに18歳以上から可能になりました。

一方で、喫煙、飲酒、競馬や競輪などの公営ギャンブルは、これまでと変わらず20歳にならないとできません。

「(18歳19歳が)していいやつとしちゃだめなやつを、一律にしてほしいなと。ややこしいから」

「まだアルバイトもやったことがないとか、社会に出て働いたことがないという人が多いと思うので、勝手にローンが組めたりとか、カードが作れたりっていうのは危ないのではないかなって思います」

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