菅前首相、河野氏は「総理筆頭候補」小泉氏は「自民を背負う」

菅義偉氏(資料写真)

 菅義偉前首相(衆院神奈川2区)は3月31日夜、群馬県の山本一太知事が主宰するインターネット番組に出演し、自身が懇意にする河野太郎元外相(15区)を「総理筆頭候補」、小泉進次郎前環境相(11区)を「自民を背負う」と評し、期待を寄せた。

 河野氏を巡っては「破壊力がある」とし、「当選同期だが、会った当初から『総理になるのは河野さん』と思っていた」などと説明。同氏の総裁選再出馬に向けては「攻撃すると最後までとなってしまう。途中で止めるのも大事」と改善のポイントを挙げた。

 小泉氏については「総理時代には客観的なアドバイスをしてもらい、大変参考にしていた」と回顧。「近い将来、間違いなく自民を背負って立つ。そういう時代が来る」と明言した。

 参院議員から知事に転じた山本氏は自民党総裁選への出馬を表明した菅氏の支持をいち早く表明。河野氏とも模擬企画「インターネット総裁選」を仕掛けるなど近しい。

 番組では昨年9月の「菅おろし」政局を巡り「なぜ解散総選挙を仕掛けなかったのか」と迫ったが、菅氏は「コロナ対策が最優先課題で、それを全うできて良かったと思う」と笑顔でかわした。

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