Dバックスが先発右腕メリル・ケリーと契約延長 2年1800万ドル

日本時間4月2日、ダイヤモンドバックスは先発右腕メリル・ケリーとの契約を延長したことを発表した。「アリゾナ・リパブリック」のニック・ピエコロ記者によると、ケリーに保証されるのは2年1800万ドルで2025年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっている。内訳はサインボーナスが100万ドル、2023年と2024年の年俸が各800万ドル、2025年は700万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)。昨年11月に球団オプションが行使され、今季は年俸525万ドルでプレーすることが決まっていた。

現在33歳のケリーは、2015年から4年間韓国プロ野球のSKワイバーンズで活躍し、メジャー未経験ながら2018年12月にダイヤモンドバックスと2年550万ドル+球団オプション2年で契約。先発ローテーションの一角として期待通りの働きを見せたため、2年連続で球団オプションが行使されて現在に至っている。

メジャー1年目の2019年は183回1/3を投げて13勝14敗、防御率4.42を記録。翌年は故障に泣き、5試合のみの先発にとどまったが、3勝2敗、防御率2.59と好投した。昨季は27試合に先発して158イニングを投げ、7勝11敗、防御率4.44、130奪三振をマーク。投球イニング数はチーム最多、勝利数もマディソン・バムガーナーと並んでチーム最多タイの数字だった。

トーリ・ロブロ監督は「メリルを表現する言葉は一貫性だ。とにかく頑丈で頼りになる」とコメント。再建期のチームにおいて、比較的故障が少なく、多くのイニングの消化を計算できることが高く評価されているようだ。今季はバムガーナー、ザック・ギャレン、ルーク・ウィーバー、ザック・デービースとともに先発ローテーションを形成することが予想されている。

なお、ダイヤモンドバックスは先日ケテル・マルテと5年7600万ドルで契約を延長したばかり。ケリーは2024年まで契約が残るバムガーナーとともに、再建期の先発ローテーションを支えていくことになりそうだ。

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