温泉にサウナ…開業まで1年の「エスコンフィールドHOKKAIDO」新球場へ潜入!

新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の開業まで残り1年。迫力満点の球場は、順調に完成へ近づいています。

温泉・サウナ・宿泊施設の併設や、日本最大級の大型ビジョンの設置など…。総工費600億円以上にものぼる新球場は、今どのような状態なのでしょうか?

実際に球場内へ潜入し、建設現場を取材しました!

ブリュワリーやタワーイレブンなど豪華な施設

まずは、一塁側から見ていきましょう。

一塁側エントランスを入ってすぐの場所にあるのが、客席との距離が近い大きなグラウンドです。

席は上段・中段・下段の3層に分かれており、観客席を3階層に分けることで、グラウンド近くで観戦できる工夫がされています。どこからでも臨場感たっぷりに観戦できるのがうれしいですね。

観戦席からは投球練習場「ブルペン」が目に入り、選手が練習している様子を眺めることも。センター後方には、ビール醸造所「ブリュワリー」もあります。

さらに、レフト側には5階建ての建物「タワーイレブン」があり、温泉・サウナ・宿泊施設などが併設されています。

観戦しやすい席の工夫も

次は、バックネット裏に行ってみましょう。

高さ70mのガラスの壁は迫力満点で、手前にはバッターボックスがあります。最前列からバッターボックスまでは約15mで、これは国内球場で最短距離なんですって。

さらに、観戦しやすい工夫にも注目です。

客席はスペースが広めにとられており、移動に窮屈さを感じません。緩やかな段差で、階段の数も少なく設計されています。足腰が弱い人でも安心ですね。

日本初!開閉式屋根に天然芝のグラウンド

最後に、三塁側へ行ってみましょう。

三塁側と一塁側には、大型ビジョンが設置されています。高さ16m、横幅86mの大きさは、日本最大級とのこと!

三塁側には、日本初の開閉式屋根がせり出しています。グラウンドは天然芝で、まさに新球場のシンボルともいえる設備が勢ぞろいです。

建設を担当する大林組の竹中 秀文所長は「“世界がまだ見ぬボールパーク”というキャッチフレーズが、建設をしている人間の心を奮い立たせる」と今の気持ちを話します。

また、ファイターズスポーツ&エンターテイメントの前沢 賢取締役は「新球場は多様な観戦環境と言っているので、十人十色の楽しみ方があると思う。一度お越しいただいて、皆さんでそれぞれの楽しみ方を作ってほしい」と話します。

開業まで残り1年。一体どのような球場が出来上がるのか、完成が待ち遠しいですね。

*みんテレ3月21日OAのものです

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