タレント契約等のトラブルに巻き込まれないよう

 改正民法施行で1日から18歳以上が成人になり、男女ともに18歳で結婚可能になる。一方で、ローンなど「契約も可能」になる。国民生活センターは若者に「タレント」や「モデル」などの契約トラブルに巻き込まれないように注意喚起している。

 「テレビ番組に出演できる。レッスンもある。あなたは向いていると言われ、所属契約したが、出演話は一切なく、レッスンもない」(20代女性)、「声優のアルバイト応募で不合格だったが、新人枠で推薦すると言われ、出演条件が約8万円のレッスン受講だった」(10代男性)など相談事例も紹介。

 そのうえで、トラブルに巻き込まれないために(1)才能があるなどと期待させられ、「今決めないと合格を取り消す」と迫られても、家族に相談するなど、冷静、慎重な判断を心がけること。

 (2)レッスンやマネジメントのために費用負担が必要と求められても、その場では契約しないこと。(3)具体的な活動内容、サポート体制、費用面の詳細をよく確認すること。(4)契約後も、必ず仕事や報酬があるかどうか、わからない。クレジット契約や借金してまで契約しないこと(5)不安や困ったときは『188』(消費者ホットライン・いやや)に相談すること、としている。(編集担当:森高龍二)

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