国連難民高等弁務官事務所に毛布など無償譲渡

 政府はロシアによる侵略行為を受け、国難に直面しているウクライナの人々を支援するため、ウクライナ、ポーランド、ルーマニア、モルドバ、ハンガリー、スロバキアで避難民に人道救援活動している国連難民高等弁務官事務所に、毛布5000枚・ビニールシート4500枚・スリーピングマット8500枚を無償で譲渡する。1日閣議で決定した。

 松野博一官房長官は1日の記者会見で「岸田文雄総理が3月24日のG7首脳会合で表明したウクライナ周辺国に滞在する避難民支援のための物資協力を具体化するもので、国際平和協力法に基づいて行うもの」と説明した。

 松野官房長官は「ロシアによる侵略が継続する中、ウクライナにおける人道支援ニーズが高まっている。また、ウクライナからの避難民を受け入れている周辺諸国が困難な状況に直面している。これらを踏まえ、日本政府はG7を始めとする国際社会と連携しながら、国難に直面するウクライナの人々、避難民を受け入れる近隣国に寄り添った支援を引き続き実施していく」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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