2万本のチューリップ見ごろ 環境美化のため毎年植栽 壱岐・半城湾

半城湾の道沿いにある「桜美崎」に咲く2万株のチューリップ=壱岐市

 長崎県壱岐市郷ノ浦町の半城湾(はんせいわん)に突き出た小高い丘で約2万本のチューリップが見ごろを迎えている。
 「桜美崎」と名付けられた10アールほどの畑で、同町の農業、牧永護さん(75)が30年ほど前から環境美化のため毎年植栽。今回は昨年11月中旬に牧永夫婦と地域ボランティアが協力して球根を植えた。
 春を告げる名所として、春休みのこの時期は多くの家族連れが訪れ、4月初旬は周囲に植えられた桜と一緒に楽しめる。
 3月25日に家族で訪れた同町志原小5年の立川命さん(11)は「前にも見に来たけど色も数も増えてる気がしてきれいに感じた」と話した。


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