色分けやピクトグラムで分かりやすく 与那原町がバリアフリーマップ、障がい者や高齢者に活用呼び掛け

 【与那原】与那原町はこのほど、障がい者や高齢者向けのバリアフリーマップを発行した。多目的トイレやエレベーターなどを設置した施設を、ピクトグラムなどを使って分かりやすく記している。照屋勉町長は「障がい者や高齢者の方々を中心に、ぜひ手に取って活用してほしい」と話している。

 バリアフリーマップはB2サイズの紙で折り畳まれ、町のキャラクター「つなひきかちゃん」などを入れたデザインになっている。町内の主要施設を公共施設、公園、病院で色分けしているほか、階段や勾配のある道路なども一目で分かるように記されている。路線バスのルートが書かれた地図や「はい」「いいえ」「トイレ」など、イラストを指さしして相手との意思疎通を図る「コミュニケーション指さし表記」なども記載した。

 町の担当者は「今後も当事者の方々からさまざまなアドバイスをもらいながらマップを更新していきたい」と話した。

 町はグーグルマップのマイプレイスという機能を使ったスマートフォン向けのバリアフリーマップサイトも開設している。同サイトはhttps://showy-smell-4674.glideapp.io/で見ることができる。
(金城実倫)

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