ディーラーの新型車を気軽にカーシェア! ジープ、アバルト、フィアット、アルファロメオの4ブランドを個人間カーシェア「Anyca」で体感できる

個人間カーシェアリングを展開する「Anyca(エニカ)」は、気軽に輸入車を楽しんでもらおうとジープやアバルト、フィアット、アルファロメオなどを取り扱うステランティス4ブランドのシェアリングをスタートした。

ジープ チェロキー リミテッド[2014年・KJ型(5代目)/4x4 V6 3.2リッターモデル] [photo:和田 清志]

輸入車をじっくりと味わう機会はこれまでほとんどなかった

2021年の新車販売数が世界第4位のステランティスは、日本市場でも年間4.5万台を販売。日本でも海外ブランドとして確固たる地位を築いている。

今回エニカに導入されたのは、イタリアを代表するブランドである「フィアット」「アバルト」「アルファロメオ」と、アメリカを象徴する「ジープ」。長年にわたる歴史やスポーツ志向など独自の個性あるブランドたちだ。多種多様で豊富な製品ラインアップは日本にある輸入車インポーターの中でも、とりわけユニークな存在である。

ユニークなブランドが多いステランティス

しかし、こうしたモデルを新車で体験する機会は、これまで主にディーラーでの試乗に限られていた。そのため、新車の魅力を知るタイミングは購入直前に限られるだけでなく、短距離の走行で十分にクルマの乗り味や運転感覚を味わえないこともあった。

ディーラー試乗ではじっくりと乗り味を確かめられないことが多い

カーシェアを通して、高速走行性や車庫入れ感覚などをじっくり味わい、マイカー気分で何度も体験できることで購入検討としての材料になることや、新車を継続的に体験することでブランドのファンになってもらえることなどを、ステランティスは期待している。

エニカでは4ブランド11車種から好みの新車を選ぶことができる

今回は35都道府県のアバルト、アルファロメオ、フィアット、ジープの148店舗150台が登録、車種はアバルト 595と595C、アルファロメオ ジュリアとステルヴィオ、フィアット 500、500C、500X、パンダ、ジープ レネゲード、コンパス、ラングラーの11車種だ。

場所にもよるが個性豊かな11車種から選ぶことができる

店舗によって共同使用料(24時間)は異なるが、2022年3月28日時点での価格はフィアット 500が3000円から、最も高いアルファロメオ ステルヴィオでも6000円からと、手頃な値段設定になっている。利用する際には共同使用料の他に保険料や燃料代、契約料(100円)などが必要となる。

エニカで気軽に最新輸入モデルを楽しんでほしい

エニカは2021年6月末時点で累計登録台数は 2万台以上(1000車種以上)、累計登録会員数は50万人以上と、個人間カーシェアの中でも知名度の高いサービスの一つだ。

また、個人間カーシェアはコロナ禍でも「コロナで公共交通機関を避けたい、自宅近くでシェアができる、マイクロツーリズムの流れ、オープンカーやスポーツカーなどの運転自体を楽しみたいといったのニーズから右肩上がりに伸びている」とエニカの広報担当者は話す。

これまでにも、エニカではヒョンデのアイオニック5やネッソ、ホンダアクセスが手がけるモデューロXなども取り扱ってきた。

エニカで提供されるヒョンデ アイオニック5

こうした中で、これまで多くの人にとって触れる機会の少なかったであろう輸入車4ブランドを新車で借りられるサービスは画期的で、気に入って購入に至るケースや頻繁に借りて楽しむブランドのファンの創出にもつながる。ぜひこの機会に最新輸入モデルを体感して欲しい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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